DENTS

グローブ界のロールスロイスとも言われる『DENTS=デンツ』の魅力とは?

出典:DENTS

こんにちは、コロモビト.です。

寒い冬、無防備な手を温かく包み込んでくれる手袋。

世の中には様々な手袋がありますが、大人の男たるもの、ただの防寒アイテムとしてだけではなく、おしゃれのアクセントにもなる手袋を選びたいものです。

そこで今回は、紳士の国「イギリス=英国」の老舗高級手袋メーカー『DENTS=デンツ』にフォーカスしたお話をさせていただきます。

英国人と手袋

日本では防寒用のアイテムとして使用することの多い手袋ですが、「イギリス=英国」ではその昔、防寒だけではなく他の目的でも使用されていました。

『DENTS=デンツ』が長い歴史を持つブランドとなりえたのも、歴史的な背景もあると思いますのでシェアしておきましょう。

決闘=Duelの申し込み

出典:ウィキペディア

中世ヨーロッパでは長きにわたり「決闘=Duel」と呼ばれる風習がありました。

「決闘=Duel」とは、合意されたルールに従って、一致した武器を使用して争うこと

名誉を著しく傷つけられた際、相手の足元に手袋を投げ付ける、または手袋で頬をはたくことで「決闘=Duel」を申し込み、投げつけられた手袋を拾い上げるジェスチャーを行うことで受諾したこととなります。

「決闘=Duel」の申し込む手段でもあった為、その時代の男性は常に手袋を常備していました。

ちなみにサッカーでの1対1でのボールの奪い合いや、ルーズボールの競り合いのことも「Duel=デュエル」と表現するので、この機会に覚えておくとサッカー観戦の際に役に立つと思います。

上流階級の証

出典:ウィキペディア

「イギリス=英国」では古くから階級制度があり、爵位がある人達をトップとする身分で分かれ、今なおその影響が残っています。

王族や貴族と呼ばれる人たちは使用人を多数抱え、身の周りのほぼ全てのことは使用人が行いました。

男性でも手は綺麗で白い方が良しとされ、手袋をすることで「労働をしていない特権階級である」という証にもなりました。

『ダウントン・アビー』

NHKで放映され大人気を博した『ダウントン・アビー』は、イギリスの貴族社会を知るのにとても参考になります。

1912年から1925年までのイギリス、ヨークシャーのカントリーハウス(地主=貴族の邸宅)を舞台にしたヒューマンドラマ。

史実や社会背景を織り込んだ内容もさることながら、当時のファッションも見どころです。

現在は「hulu」で視聴可能(有料)2023年1月には映画版第2弾も公開予定です。


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※動画を再生すると音声が流れますのでご注意ください。

「DENTS=デンツ」とは?

「DENTS=デンツ」は、1777年にイギリスの都市「Worcester=ウスター」で“John Dent=ジョン・デント”が創業した高級手袋メーカーです。

240年以上の長い歴史を持ち、優れた製法技術を代々受け継ぎ、その職人気質と時代を超越したスタイルは、世界各国で多くの人達を虜にしています。

シークレットフィット

出典:DENTS

「DENTS=デンツ」の手袋は熟練した手袋カッターの手で裁断、その後32もの異なる工程をほとんど手作業で進め完成させています。

熟練技術を要した職人が作ることで、手にしていることを忘れてしまうほどのフィット感を生み出し『シークレットフィット』と呼ばれ、名声を博しています。

ロイヤルワラント

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「DENTS=デンツ」は英国王室御用達のロイヤルワラントブランドです。

1953年にはエリザベス2世が戴冠式用の手袋として「DENTS=デンツ」のグローブが選ばれるなど、その関係性は深く、優れた品質を証明するものとして、常に高い評価を受けています。

「ウスターソース」発祥の地

ちなみに創業の地「Worcester=ウスター」は「ウスターソース発祥の地」としても知られています。

「Worcester=ウスター」の地名が由来となっており、「薄いソース」だから「ウスターソース」ではありませんので「知らなかった」という方は、この機会に覚えておきましょう。

なお「Worcester」は難読の地名なので、「ウースター」と表記されていることもありますが、正確には「ウスター」です。


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『DENTS=デンツ』の商品紹介

英国スパイ映画でも使用されたモデル

抜群のフィット感が虜になるグローブ
あの有名な英国スパイ映画の劇中にて使用されたものと同じデザインのグローブ。

通気口は表裏両面に開けられており、デザイン性として存在感があります。

また、手のひら部分には斜めに入った2本のベントを配備。甲にも3本のベントが施されています。

肌に吸い付くヘアシープ

素材は、ヘアシープレザーを使用。吸い付くようなフィット感が癖に。柔らかく裏地はない仕様なので、革の質感やグリップ感をダイレクトに感じることができます。

美しく快適に

口部分は、下部にゴムが入っており着脱がスムーズに。 甲側手首には、ストラップ&スナップを配備。高級感を漂わせ、着脱時における所作が美しくなります。

・DENTS(デンツ) フレミング

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上品で紳士な佇まい

暖かくフィット感が抜群な高級グローブ
ステッチのないシンプルなデザインとインシーム製法で細身に仕上げているのでビジネスやフォーマルな場面にも使いやすいデザインが魅力。

装飾のないシンプルなデザインで生地はヘアシープ(羊革)を使用。また、機械によるインシーム縫製で製造され、指周りが細身の形となっています。

表情の良いヘアシープ

素材は、ヘアシープレザーを使用。きめ細やかで程よい光沢感が美しい表情です。

保温性の高いカシミヤライニング

ライニングはカシミヤを採用。 寒さが厳しい時でも内装に空気をため込み保温性を高めてくれます。

・DENTS(デンツ) ビスレー

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最後に

筆者は、少年サッカーチームのコーチを長年続けるほどのサッカーが好き、ワールドカップでは子供のころからイングランドを応援しています。

「ワールドカップカタール2022」では1966年以来の優勝も夢ではないと思ったのですが、残念ながらベスト8で敗退、国歌『God Save The Queen』の歌詞が『God Save The King』に変わっているのに違和感を感じながらも、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

イングランドが好きになった理由は単純に「かっこいい」と思ったから。

現代は、「ファッションは使い捨て、安いのが一番」と考える方が多いようですが、「イギリス=英国」には、そんなことは気にせず、伝統と格式を重んじ、熟練した職人の手で一つ一つ丁寧なモノ作りをしているブランドが多数存在します。

『DENTS=デンツ』もそんなブランドの一つ。

「かっこいい」大人にしてくれる「イギリス=英国」ブランドを取り扱った記事は他にもございますので、今回の記事と合わせて読んでみてください。

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