こんにちは、コロモビト.です。
これまで、
シューケアに関する記事をいくつか書いてきました。
商品としてシューケアグッズも取り扱っているし、
ありがたいことに、それなりにお買い求めいただいています。
しかし、
あるとき気づいてしまいました。
「実際に使ってみた感想を伝えたいなぁ」
と。
そう思うと、いてもたってもいられなくなり、
頭の中は使いたい願望でいっぱいになってしまいました。
そしてついに、シューケア用品を使いたい衝動を抑えられなくなり、
メーカーさんから頂いた(借りてる?)ケアグッズを使ってみました。
ちなみに磨いても画になるようなかっこいい革靴を僕はもっていないので、
スタッフ「はせ」にお願いして、お気に入りのSANDERSの革靴を持ってきてもらい、磨かせてもらいました。
人様の愛用している革靴を借りた手前、失敗は許されませんし、
中途半端な状態で返すわけにもいきません。
というわけで一生懸命シューケアしてみたので、
どうぞご覧ください。
ページの最後にシューケアのビフォーアフターを比較して載せてますので、
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
COLUMBUS(コロンブス)、Boot Black(ブートブラック)とは?
先に、今回使用したシューケアブランド『コロンブス』についてお話します。
靴クリームを生業として1919年に創業し、現在では国内No.1靴クリームメーカーとして「靴にまつわる文化を豊かにする」をテーマに活動の幅を拡げています。
近年では”メイドインジャパン”の信頼性を生かし、ハイエンドの商品”Boot Black”の欧州進出や世界的有名ブランドとの取り組みなど、今までにない新たな成果を挙げる事に成功しています。
シューケアの手順
それでは早速、
シューケアの手順とあわせて、感想など書いていこうと思います。
今回ケアした革靴はこちら。
SANDERS(サンダース) のキャップトゥ オックスフォードです。
内羽根式のストレートチップにコマンドソールを履かせたデザイン、
アッパーにはイタリアンスムースレザーを採用した、ドレスからカジュアルまで守備範囲の広い一足。
もちろんグッドイヤーです。
最近は履く機会に恵まれず、ケアもできていなかったそう。
遠目ではきれいに見えますが、よく見ると小さなキズが散見し、
メンテナンスしがいのある状態でした。
それでは早速ケアしていきましょう!!
①ブラシで表面についているほこりや汚れを落とす。
革靴を履いていると、小さな傷やホコリがついて
光沢感のない表情になってきます。
それは、ほこりや小さな汚れが原因です。
これに有効なのは、
ケアの基本であるブラッシングです。
本当は、履いたあとにすぐブラッシングして小さなほこりや汚れを落としてあげるのがベストです。
それだけで見た目もきれいになりますし、フルメンテナンスする際にすごくラクになります。
ほこり落としには、毛がやわらかい馬毛ブラシを使用してください。
COLUMBUS(コロンブス) ジャーマンブラシ NO.2 馬毛
詳細を見る②コバや羽根の細かい部分もブラッシング
ブラッシングをするとどれくらい効果あるのか、
さっそく比べてみます。
左足がブラッシング前、右足がブラッシング後です。
アッパーについた細かいほこりも落ちますし、
なによりコバ周りの表情が全然違うモノになりました。
ブラッシングすることでホコリが落ち、ステッチのメリハリがはっきり見えるようになりました。
ホコリってこんなに溜まってるんですね!!!
そしてたった1~2分ブラッシングするだけで靴が見違えます。
ブラッシング、大事ですね!!
③クリーナーを塗布。
ほこりを落とした後はレザー用の汚れ落としで、
古いクリームや塩分などの白い汚れを落とします。
今回しようしたブートブラックのモノは二層式の汚れ落としローションで、
油性汚れを落とす上層と水性汚れを落とす下層に分かれています。
二層式なので、サラダのドレッシングの要領で容器をよく振って混ぜてから使用します。
ローションが乳白色になるまで混ぜた後、このようにクロスに染み込ませてつけていきます。
BOOT BLACK SILVER LINE(ブートブラックシルバーライン) ツーフェイスローション / 汚れ落とし
詳細を見る④クリーナーを均一に伸ばす。
クリーナーを付けたら、柔らかい布で軽く磨いてください。
ゴシゴシと乱暴にせずに、優しくかつ手を素早く動かすのがコツ です。
使用しているのは、革製品のお手入れ専用クロスです。
綿100%で両面が起毛されてるので、柔らかな生地感。
ふんわりとしたネルシャツのような優しい手触りで、靴クリームを塗ったり磨きこむのに最適です。
今回使用したクロスはクリームを塗りこむあらゆるシーンで使えます。
COLUMBUS(コロンブス) 磨きクロス 2枚入り
詳細を見る⑤保革効果のあるクリームを塗る。
汚れを落としたら、次は保湿をしていきます。
このときのポイントは、
小指の先ほどの少量のクリームをクロスに付けて表面に層をつくるように塗ることです。
面倒だからといって、一気にたくさん塗らずに、
このように少しずつ取っては塗り、
少しずつ取っては塗り、
と繰り返していくとムラにならずに良い感じに仕上げります。
革靴につく小さなキズは、ほとんどが表面についた塗装が剥がれているだけなので、この工程で小さなキズもきれいに見えなくなります。
BOOT BLACK SILVER LINE(ブートブラックシルバーライン) シュークリーム
詳細を見る⑥革にクリームを馴染ませるように全体をブラッシング。
クリームを濡れたら、均一に馴染むようにブラッシングをしていきます。
ちからを入れ過ぎると、革に傷がついてしまうので優しく丁寧に。
ゴシゴシするのではなく
シュッシュとブラッシングしてあげるのがポイントです。
COLUMBUS(コロンブス) ジャーマンブラシ NO.5 豚毛
詳細を見る⑦ツヤを出すには・・・?
柔らかくしっとりとした質感のイタリアンスムースレザーなので、わざとらしいツヤを出すのに抵抗があるヒトもいると思います。
今回はすこし控えめなツヤ感に仕上げたいと思います。
あまりツヤ館を出したくない場合は、このツヤ出しの工程は飛ばしてOKです。
ここまででも十分きれいになっているんですが、
トゥに光沢を出したい場合、ツヤ出し用のクリームを使って仕上げます。
ポイントは極少量の水を使うコトと、
力を入れずに薄く塗り重ねるコト、
トゥやカカトだけにするコトです。
まずは、ツヤが欲しい部分にクリームを薄~く塗り込みます。
全体に光沢があると変なので、今回はトゥだけにします。
1回目塗る量は少し多めで、
革に押し込む感じで少し指先に力を入れて革が曇る程度に塗り込みます。
この状態まで塗り込むことが失敗しないポイント。
今は光沢がありませんが、焦らなくて大丈夫です。
このくらいになったら、
クリームを塗り込んだ部分に水を一滴落とします。
水を一滴たらした後、
円を描くようにクロスで優しく磨いていくと、光沢が出てきれいに仕上がります。
BOOT BLACK SILVER LINE(ブートブラックシルバーライン) ラピッドハイシャイン
詳細を見るBEFORE AFTERを比較しましょう
以上で、今回の今回のケアは完了です。
やる前と後でどれくらい変化があったのか、比較してみましょう。
これがBEFOREです。
全体的にマットな印象というか、メリハリのない印象です。
これがAFTERです。
きれいになりました。
トゥの光沢もメリハリがあってイイ感じです。
ケアした方が明らかに光沢感が増していますね。
もっと違いをわかりやすくするため、
片足ずつ並べて比べてみましょう。
右足がケア後、左足がケア前です。
光沢感がまったく違いますね。
レザーについていた汚れも落ちました。
コバのキズも目立たないようになります。
革靴はアッパーに目がいきがちですが、
細部のコンディションで印象が大きく変わるので
しっかりケアしてあげましょう。
とにかく始めてみようというヒトに、まずおすすめのスターターキットもあります
シューケアを始めてみようと思うけど、
道具をすべて揃えるのは大変だし、
靴磨きを継続できるか不安だし、
けっこう費用かかるし。。。
というヒトにむけて、必要なものがパッケージングされたセットもあります。
これ、けっこう便利なんです。
詳細を見る最後に
実際に使ってみた感想ですが、さすがコロンブスさん。
クリームの伸びも良く、どのアイテムも全て使いやすかったです。
今回は使用していませんが、
最後の仕上げに防水スプレーをふると、濡れても安心です。
コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
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