今年の冬は暖冬。
と言われているものの、例年と比較して気温が高いだけで、なんだかんだで今日も寒い。ロンTやスウェットの上から、さっと羽織るだけで十分な温かさを得る事が出来るダウンジャケットは、今年の冬も欠かせないアイテムであるのは間違いない。
ダウンジャケットはよく着るけど、 一度も洗濯せずに何年も着てるって 方はすごく多いと思います。
よくよく考えたら、お店でダウンを買った時にサイズ感や合わせ方は教えてくれるけど、洗濯方法や扱い方までは教えてくれないことがほとんどですよね。
そこで今回はダウンの
- 洗濯方法
- 保管方法
- 羽毛が出てきた時の対処法
についてお話しします。
洗濯方法
まずはじめに手洗いできるか確認してください。
意外かもしれませんが、ダウンはご自宅での洗濯が出来るんです。
何年間も洗わずに着るのは、見た目も良くないし、生地を傷める原因にもつながるので、汚れたら洗うようにしましょう。その際はダウン用の洗剤をご使用ください。
洗濯出来る場合
洗濯できる場合はこのようなマークが書いてあるので、40度以下の液温でやさしく手洗いしてあげてください。
そして洗った後は風通しの良い日陰で2、3日しっかり乾かす。
1日ほど経って少し乾いたところで、ダウンジャケットを振ったり、叩いたりして羽毛をほぐすようにしましょう。 しっかり羽毛をほぐしてあげることで、ふっくらとしたダウンジャケットに仕上がりますよ。
洗濯出来ない場合
洗濯表示にバツ印がついた「水洗い不可」マークがあるものは、特にデリケートなアイテムなので、おうちで洗濯するのは控えクリーニングに出してキレイにしてもらいましょう。
クリーニングは地域やお店によって異なりますが1着3000~4000円くらいが目安で、ファーなどが付いていたらプラスで追加料金がかかることもあります。
ちなみに普通のクリーニング屋さんではどうしてもクリーニングできない特殊なものもあるので、その場合はダウンクリーニングの専門店に頼んでください。
保管方法
続いては保管方法です。
シーズン中、シーズンオフと分けて説明します。
共通して言えることですが、 ダウンは畳まずにハンガーにかけて保管して下さい。
【シーズン中】
湿気の少ない場所でハンガーに掛けて保管してください。重ねて保管すると羽毛が折れてしまうので注意。
雨や汗で濡れた場合は完全に乾燥させてから保管してください。濡れてダウンが片寄った場合は、完全に乾燥させてから、中の羽毛をほぐすように表面を軽くたたき、内部に空気を含ませ改善させてください。
羽毛独特の臭いが発生した場合は、日陰で陰干ししてください。
【シーズンオフ】
ハンガーに掛け、湿気の少ない光の当たらない場所で防虫剤を使用して保管してください。できれば夏の間にも1、2回陰干しすることをおすすめします。
羽根が出てきた時の対処法
愛用しているダウンジャケットから羽根が飛び出た事ありませんか?
そしてついついその羽根を引っ張って抜いちゃっていませんか?
実はそれ、やっちゃダメなんです!今後はやめときましょう!
先にお伝えしておきますが、縫い目や生地から羽根が抜けてくるから粗悪品と思われる方も多いのですが、 実はそうではありません。
愛用のダウンから羽根が出てきても落ち込まないでください。
ダウンジャケットの羽毛がなぜ出てくるのか?
その原因はダウンジャケット自体の生地にあります。
ダウンジャケットの羽毛は直接詰められているのではなく「ダウンパック」という袋に入れています。つまりダウンパックとダウンジャケットの生地の、二重構造になっているんですね。二重で羽毛が出にくくなるよう対策されているのに、なぜ羽毛が出てくるのか?
たて糸とよこ糸で編み込まれている生地のダウンジャケットは、わずかに隙間があります。その小さな編み目の隙間から、空気と一緒に羽毛が飛び出してきてしまうのです。
羽毛が出てきたら・・・
羽毛が出てきた時の対処方法1つ目は、むやみに引っ張らず、裏側からつまんで中に戻すようにしてください。
羽毛が出てきたからといって、抜いてしまってはいけません。抜いてしまう飛びだした羽毛に連なって余計に出てきてしまい、ダウンジャケットのボリュームが無くなってしまうのでNGです。
羽毛抜けを防ぐには
ダウンジャケットの羽毛が出てくることを完全に防ぐことはできませんが、羽毛の飛び出しを軽減させることはできるんです。
実は雨などの水濡れを防止する「防水スプレー」がダウンジャケットの羽毛抜け防止に使えるんです。
ステッチの縫い目など、羽毛の飛び出しが気になる部分に防水スプレーを吹きかけて隙間を埋めることで、羽抜け対策ができるんです。
最後に
もうひとつダウンの羽毛抜け対策をお伝えします。
実は摩擦を減らすだけでダウンジャケットの羽毛抜け対策ができるんです。
例えばダウンジャケットを着用するときにはリュックや肩掛けのバッグは避けたりすると、羽毛が出てくることを軽減させられます。ちなみに椅子などによりかかることを避けるだけでも、摩擦を減らすことができますよ。
簡単にできる、ダウンジャケットの羽毛抜け対策でした。
ゴアテックスの洗濯方法についての記事もあるので
あわせて読んでみてください。
▼GORETEX(ゴアテックス)の洗濯方法。数百着以上洗った私だから伝えれるコト