こんにちは。コロモビト.です。
早速ですが、ゴアテックスウェアのメンテナンスしてますか?
ゴアテックスは高機能素材で少しお値段もしますし、せっかくなら高機能を保ったまま、長く大事に着たいですよね!
ということで、今回は大人気ゴアテックスウェアのメンテナンス方法をお届けします。
結構めんどくさいな。。と思われがちですが、簡単かつしっかりメンテナンス出来る方法なので、読んで頂けるとうれしいです。
私自身、年間数百着のゴアテックスウェアをメンテナンスした経験もありますので、これを読んでゴアテックスのメンテナンスをマスターして頂けると嬉しいです。
はじめに
ゴアテックスのメンテナンスはなぜ必要なのか?
ゴアテックスは外からの水は弾き、内側の水分を外に逃がしてくれる、防水透湿素材の1つです。
メンテナンスしてあげることで、撥水性を回復し、透湿性をキープすることができます。
この撥水性を回復させられるのもゴアテックスの魅力の1つです。
簡単に説明すると、ゴアテックスは生地表面の目に見えない起毛が水を弾いているのですが、使用するごとにこの起毛がへたってしまいます。
メンテナンスすることで、この起毛を再び起こし、撥水性を回復させられるのです。
ゴアテックスのメンテナンスって大変そう
今回は可能な限りシンプル、かつ簡単な方法をご紹介します!
メンテナンス自体が面倒で、やらなくなってしまっては、もったいないですからね。
他にも方法はありますが、おすすめは、洗濯は洗濯機、乾燥は乾燥機、です。
GORETEXの洗濯方法
洗濯タグの確認
まず最初は、洗濯タグを見て洗濯機が利用可能か確認してください。
基本的には可能ですが、まれに出来ないものがあるのでご注意を!
ジップやベルクロを閉じる
型崩れ防止のために、ポケットのジップや袖口のベルクロを全て閉じてください。
よく忘れてしまうのが、収納されているフードを出すことと、裾やフードについているドローコードを緩めることです。
どちらもやらないと、洗いムラができたり、洗剤が残ってしまうことがあるので、気をつけてください!
全て出来たことを確認して、洗濯ネットに入れてください。
洗濯機にウェアを入れる
洗濯ネットにいれたゴアテックスウェアを洗濯機に入れてください。
洗濯コースは
・すすぎ2回
・脱水なし
に設定して、あとは標準コースと同じでOKです。
水は40℃のぬるま湯にすると汚れがよく落ちますが、よほど全体の汚れがひどくない限り、水で全く問題ないです。
ピンポイントで汚れがひどい場合は、直接洗剤をぬってください。
洗濯機に洗剤を入れる
家庭用の洗剤では透湿性能を損ねてしまう可能性があるので、洗剤は「レインウェア用」や「防水ウェア用」と書かれたものを使うようにしてください。
洗剤は洗濯槽に直接洗剤を入れてください。
念のため、洗剤の投入口に普段使っている洗剤がついている場合は、しっかりふき取っておきましょう。
洗剤を入れたら、洗濯スタートです。
洗濯終了
洗濯が完了したら、洗剤のすすぎ残しがないか、確認してください。
(2回すすぎに設定しておけば、ほとんどないと思います!)
これで洗濯は完了です!
GORETEXの乾燥方法
乾燥は乾燥機で行います。
念のため乾燥機の使用が可能か、洗濯タグを確認しておきましょう。
乾燥機なんて使って大丈夫?と思われるかもしれませんが、ゴアテックスは熱が加わることによって撥水機能が回復するので、安心して使ってください!
ただし、商品によっては出来ないものもあるので、念のため乾燥機の使用が可能か、洗濯タグを確認しておきましょう。
温度は低温に設定して乾燥させれば、完了です!
ゴアテックスの撥水処理方法
撥水処理は洗濯と同じように、洗濯機で行えます。
撥水スプレーでやる方法もありますが、どうしてもムラができてしまうので、撥水剤を使う方がおすすめです。
頻度ですが、洗濯、乾燥をしても水を弾かなくなった、と思ったら行えば大丈夫です。
洗濯機に水をためる
洗濯して濡れている状態のウェアを、洗濯機にいれてください。
撥水剤でムラなくコーティングできるように、撥水処理の際はネットから出しておくのがおすすめです。
洗濯の際と同様、すすぎ2回、脱水なし、の標準コースに設定し、スタートします。
洗濯機に撥水剤を入れる
水がたまったら、撥水剤を洗濯槽に直接いれてください。
撥水処理完了
撥水剤が残っていないことを確認し、撥水処理は完了です!
あとは洗濯と同じ方法で乾燥させましょう!
ゴアテックス用のおすすめ洗剤&撥水剤
洗剤
NIKWAX テックウォッシュ
撥水剤
NIKWAX TX.ダイレクトWASH-IN
どちらもNIKWAXという、防水透湿素材や撥水素材のギアの洗剤、撥水剤を作る、世界的に有名なメーカーのものです。
しっかりと汚れを落とし、撥水性能を回復させてくれます。
防水素材のものだけでなく、フリースやその他化学繊維で出来たウェアにも使えるので、1本家にあると便利ですね。
もちろん、使っていただく洗剤、撥水剤は、専用のものであればどれでも構いませんが、NIKWAXはネットはもちろん、お近くのアウトドア用品店にも置いてあり、手に入りやすいので、おすすめです。
最後に
いかがだったでしょうか!
1年中活躍するゴアテックスウェアですから、しっかりメンテナンスして、長く付き合っていきたいですね。
今回ご紹介した方法は、ゴアテックス以外の防水透湿素材のウェアでも使えるので、ぜひ参考にしてみてください!
ゴアテックスについての過去記事もあるのでこちらも目を通して頂けると幸いです。
>> 「いまさら聞けないGORE-TEX」