こんにちは、コロモビト.です。
何度も書いていますが、デニムは色落ちしやすい素材です。
「お気に入りのデニム、早く育ってほしいな」
そう思っているヒトは多いと思います。反対に、
「これ以上色落ちしてほしくないな」
と思っているヒトも多いんではないでしょうか。
僕はどちらの気持ちもわかりますね(笑)
リジッドから穿いて、気に入った色落ちまで育ったら、
ずっとそのまま変わらずにいて欲しいです。
でも穿いていたら色落ちしちゃうんだよなぁ~。
なんてちょっぴりおセンチな気分になっていたら、
デニムのプロフェッショナルメーカー、
JAPAN BLUEがやってくれました!
なんと、
「極力色落ちをさせない洗剤」
をクリーニングのプロフェッショナルと共同開発してくれたんです。
さっそく使ってみたのでレポートします。
色が落ちすぎてしまうデニムの悩みを解決!ジャパンブルーのデニム用洗剤のこだわり
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/JBソープ.jpg)
まずは特徴を紹介します。
さすが日本を代表するデニムブランド。
ただの洗剤じゃなくて、
服はもちろん、からだにも、環境にも配慮された洗濯洗剤。
かゆいところに手が届く商品開発力です。
自然な色落ちで汚れをしっかり落とす
極力染料を動かさず、皮脂などの汚れを取るように作られているため自然な色落ちに。
少しでも安心・安全に気持ちよく洋服が着れるように自然由来で汚れもしっかり落ち、デニム以外の衣類でも安心して使える
手間と素材を惜しまず、天然由来100%にこだわったデニム用洗剤
オーガニックを意味する“BIO”をという概念を軸に「豊かな暮らし」と「社会の課題解決」の両方を
ミッションとしているBIO HOTELS JAPANの協力のもと作られた確かな品質を保証
アミノ酸系ヤシ由来の洗浄成分 コールドプロセス製法の石鹸をブレンドし製造
材料に熱を加えずゆっくりと時間をかけ低温で作るコールドプロセス製法は
材料に含まれる良質な成分が壊れにくく保湿成分がしっかりと配合され肌触り良くふんわりとした仕上がりに
天然由来成分100%のため、からだにも環境にも安心安全でお水の節水にも
無香料・無着色・石油系成分無添加。
蛍光増白剤・酸化防止剤・金属封鎖剤・合成香料・色素は一切配合しておらず資源保護の関係ですすぎも簡単設定で水の節約にも
引用:デニム研究所
これはジャパンブルーさんから聞いた話なのですが、
「日本で手に入るデニム用洗剤をすべて集めて試験をしたところ、この洗剤が一番染料が動かず色落ちしなかった」そうです。
これはつまり、
日本で一番色落ちしないデニム用洗剤と言っていいと思います。
JBの洗剤の使い方
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/洗い方の説明.jpg)
本体のラベルに使用方法・使用量が書いてあります。
「手洗いの場合」と「洗濯機の場合」のどちらも書いてくれているなんて、なんてありがたいんでしょう。
わかりやすい。
これなら普段家事をしない、ポンコツな僕でも出来そうです。
手洗いの場合
水5lに対して洗剤5mlをいれる。
デニムを浸ける。
5分後と10分後に、2度軽く押し洗いをしたあと、2回すすぐ。
洗濯機の場合
水10lに対し洗剤1mlを入れ、
ソフト洗いで洗浄5分、すすぎ3分のあと、脱水。
JAPANBLUEのデニム用洗剤を試してみます。
使用方法と使用料を確認したところで、さっそく試してみましょう。
洗濯後の水の色や工程などがよくわかるように、手洗いで洗ってみました。
洗う前に
まずは水5lに対して洗剤を5mlいれます。
洗剤はほぼ無色透明で、見た目からして環境に優しそうな色をしてます。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/洗剤投入.jpg)
洗剤と水をよく混ぜましょう。
馴染ませるように10秒ほどかき混ぜました。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/洗剤かき混ぜる.jpg)
次は洗濯するデニムの準備です。
洗う前にフロントのジッパーとボタンをしっかり留めてあげます。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/ボタンを留めよう.jpg)
デニムを裏返して準備完了。
表のままだと、擦れて色落ちに直結してしまうのが、デニムの怖いところ。
なので洗うときは裏返しにしましょう。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/裏返して洗うよ.jpg)
デニムを洗います
洗剤を溶かした水に、デニムを浸けます。
ちなみにこの洗剤は肌にも優しく作っていて、
からだを洗っても問題ないそうです。
これならお肌よわよわ人間の僕でも大丈夫そうです。
ということで、手袋なしで洗ってみます。
まずは5分間浸け置きです。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/デニムを浸けます.jpg)
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/まつこと5分.jpg)
5分後、
しっかりデニムの芯まで洗剤がいきわたっているのを感じます。
ここで軽く押し洗いします。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/1回目の押し洗い.jpg)
そのあとさらに5分間置きます。
すると・・・
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/まつこと5分.jpg)
もう一度押し洗いします。
だんだん水の色が変わってきました。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/2回目の押し洗い.jpg)
そして2度の押し洗い完了した状態がこちら.
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/洗った後のデニム.jpg)
デニムを洗った後は、水がこんな色になってました。
染料かな?汚れかな?
気になってJAPANBLUEさんに質問してみたら、
「汚れです」
とのこと。
ぎゃー!!
デニムってこんなに汚れてるんですね。
これはちゃんと洗わないといけないです。
そして、
このデニム用洗剤がしっかり汚れを落としてくれてる証拠ですね。
すすぎ
さて、作業に戻ります。
洗濯に使った水をすて、新しい水ですすぎます。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/きれいな水ですすぎます.jpg)
これを繰り返し、
使用方法記載どおりに2回すすぎました。
干します
最後に形を整えて、
風通しの良いところで干します。
太陽の光は強く、色あせの原因になるので陰干しがおすすめです。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/干すよ.jpg)
最後に、セルビッチデニムは耳の形もきれいに整えてあげましょう。
数年後プリプリのアタリを見せてくれると信じ、
愛情を込めて丁寧に整えます。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/耳を開くのをお忘れなく.jpg)
洗濯前と洗濯後を見比べてみましょう
風通しのいい場所で陰干しすること、1日。
しっかり乾いたところで、どうなったのか見ていきましょう。
色の濃いデニム
今回洗ったデニムです。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/6104BEFOREAFTER.jpg)
全くといっていいほど色落ちしていません。
それどころか、膝が出て崩れていた形も目が詰まって綺麗なシルエットに戻っています。
バックスタイルも。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/6104後ろBOEFOREAFTER.jpg)
詳細
ウエスト~ヒップあたりもしっかり目が詰まって、
よけいなもたつきが解消されていました。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/洗濯前.jpg)
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/洗濯後.jpg)
天然の天然の保湿成分が含まれていることもあり、
ふんわりとした優しい手触りです。
色の薄いデニムも
濃い色のデニムだけでなく、色の薄いデニムも洗ってみました。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/04/薄いデニムBEFOREAFTER.jpg)
「今の状態をキープしたい」
という想いは色の落ちたデニムでも同じ。
「極力色落ちをさせない洗剤」というコンセプトの洗剤は、
ヴィンテージデニムを洗うのにピッタリです。
ここだけの話。
この色の薄いデニム、ちょっとニオイがあったんです。
ホコリなのか、カビなのか、前の持ち主の体臭なのか。
鼻腔をくすぐって逃げていくような、USEDデニム特有のあのニオイ。
それが見事に無臭になったんです。
無香料の洗剤なのにニオイまで消してくれるなんてすごい!
最後に
ジャパンブルーさんから教えていただいた、
服の日焼けや変色を防ぐ保管方法で締めくくろうと思います。
デニムもそうですが、服を保管していると折り目に沿って日焼けのような線が入ることがあります。
これは紫外線やホコリなどの空気中の物質によって、同じ箇所が継続して酸化してしまうことが原因だそうです。
これを防ぐには、定期的にたたみ直すなど、服を動かしてあげるのが有効だそうです。
丁寧なケアでお気に入りの服を長持ちさせましょう。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/05/2_000000008522.jpg)
インディゴについて書いた記事もあるので、
あわせて読んでみてください。
▼どうしてジーンズは色落ちするの?欠点だらけのインディゴの魅力
![インディゴ話](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2020/11/インディゴ話.jpg)
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2020/06/adachi.jpg)
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