こんにちは、コロモビト.です。
スプリングコートは、「着る時期が短い」また「着る機会が少ない」という誤解もあり、ワードローブに一枚もないという方も多いのではないでしょうか?
しかし、大人ならではのスタイリングが楽しめるアイテムとして、一着は持っていてもおきたいアイテムの一つです。
そこで今回は、流行に左右されず長く愛着を持って着ることができる「MACKINTOSH PHILOSOPHY=マッキントッシュフィロソフィー」のスプリングコートをご紹介させていただきます。
冬のコートとスプリングコートの違い
冬場のコートは防寒を目的とした商品と言うこともあり、ウールフラノなどを素材に使用したウォーム感のある商品が中心となります。
それに対してスプリングコートは、コットンギャバなど、さらりとし素材感の生地を使用した軽やかな印象のデザインが主流です。
きちんとした着こなしはもちろん、Tシャツやスウェットの上からパッと羽織るラフな着こなしも様になるアイテム。
また冬用のコートは、その見た目の印象から冬シーズンにしか着ることができませんが、素材にコットンギャバを使用したスプリングコートは、インナーに着るアイテムを工夫することで、秋冬シーズンでも使えるというのも魅力です。
「MACKINTOSH=マッキントッシュ」について
「MACKINTOSH=マッキントッシュ」は、1823年にスコットランドのグラスゴーで誕生したブランドです。
創業者は「チャールズ・マッキントッシュ=Charles Macintosh」、科学者でもある彼は2枚の布の間に溶かした天然ゴムを塗って圧着させることで、より高い防水性を実現した「マッキントッシュ・クロス」と呼ばれる生地を開発。
同生地から生まれた商品は「ゴム引きコート」と呼ばれ、雨の多い英国の上流階級の間で評判なり、その実用性と機能性の高さから英国陸軍や英国国有鉄道でも採用されます。
元々社名だった「エスカレーター」や「ホッチキス」が、今では一般的に使われる名称となったのと同じように、英国ではレインコートのことを「MACKINTOSH=マッキントッシュ」と称されることも多いと言われています。
「MACKINTOSH PHILOSOPHY=マッキントッシュフィロソフィー」について
「PHILOSOPHY=フィロソフィー」とは「哲学」という意味。
「MACKINTOSH PHILOSOPHY=マッキントッシュフィロソフィー」はその名の通り、「MACKINTOSH=マッキントッシュ」の伝統的なモノづくりの精神とクラシックかつ時代性のあるスタイルを受け継いだセカンドラインという位置づけのブランドです。
「MACKINTOSH=マッキントッシュ」のクラシックな雰囲気に、トレンドを程よく取り入れたカジュアルウェアを展開しています。
MACKINTOSH PHILOSOPHY GREY LABEL(マッキントッシュフィロソフィー グレーラベル) クローリー モーターサイクルコート
一着は持っておきたいロングコート
モーターサイクルコートをリファインした「CRAWLEY(クローリー)」。肩周りをコンパクトに見せるラグランスリーブに、特徴的な丸みのある襟がデザインのポイント。袖口はブラウジングできるようにベルトが付いています。
ユニセックスデザインならではのオーバーシルエットで、雰囲気のあるスタイリングを楽しむことが出来るアイテムです。
品の良さと機能性を両立
素材は、先染めコットンギャバジンクロスを使用。たて糸とよこ糸で色が異なる玉虫調の光沢と、しなやかな風合いが特徴です。
上品な見た目ですが、表地は撥水機能付き。雨天の日も気兼ねなく着用できるのも嬉しいポイントです。
ブランドならではのディテール
特徴的な丸みのある襟は、エレガントな雰囲気を演出。袖は長めの設定になっておりますが、ブラウジングができるスリーブタブでのアレンジが可能です。
きれい目スタイルからカジュアルな着こなしまで楽しめる
クラシックな飽きのこないデザインということもあり、幅広いスタイリングを楽しむことができます。
平日はスーツの上から着て、休日はカジュアルにまとめるなど、オン・オフ問わずに使えるというのも魅力のアイテムです。
ユニセックスで着られる
全体的にゆったりとしたオーバーサイズが特徴のコート。横への広がりを抑えるラグランスリーブによって、見た目はすっきりと着ていただけます。
ロング丈は羽織るだけでエレガントなムードを演出。見た目に反した軽い着心地も魅力で、秋から春までロングシーズン快適に着用していただけます。
ユニセックスデザインなので男性・女性のサイズ展開となっています。
※男性が着ているサイズ「6」、女性が着ているサイズ「1」
最後に
英国には、伝統的なモノづくりの精神を大切にしながら、何世代にもわたってモノ作りを続けているブランドが多数存在します。
かつての日本も英国に匹敵するようなブランドが多数あったのですが、「安いものが一番」また「後継者問題」などもあり、その姿は徐々に減りつつあります。
「今はそんな時代」とひとことで済ますことは簡単ですが、少し寂しい気持ちにもなります。
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