デザインや着心地が気に入っている大切な洋服が汚れたり、虫食いにあったりして「もっと着続けたかった」という経験もあるのではないでしょうか。
でもどうすれば綺麗な状態を保てるのか分からなければ対処のしようがありません。
今回はそんなお悩みを持つ方に向けて、大切にしている洋服を長持ちさせるコツをご紹介します。
洋服が傷んだ状態とは?
どれだけおしゃれでカッコいい洋服であっても傷んだ状態では反対の印象を与えます。
この洋服が傷むとはどのような状態なのか見ていきましょう。
洋服が色あせる
染料が落ちてきたり、日焼けで変色したりと洋服の色合いが変化することを色あせると呼びます。
洋服が伸び縮みする
本来の洋服サイズより大きくなったり、小さくなったりすることです。
よく見られるのは、洋服の首回り、袖、裾が伸びてヨレヨレした状態。またはニットを洗濯してサイズが縮んだ状態が挙げられます。
洋服が虫に食われる
BOXケースや収納ダンスに保管していた洋服が虫に食われ、穴が開いた状態のことです。
虫は繊維やホコリを食料とし、綿や麻、ウール、カシミヤといった高級繊維も被害に遭うことがあります。特に動物性繊維を好み、ウールや絹などの高級素材が狙われやすいので大切している洋服ほど狙われやすいので注意が必要です。
臭いが取れない
古くなってくるとどうしても洗濯をしていてもイヤな臭いがします。しかし、大して古くもない洋服から臭いがする場合は何らかの原因があるかもしれません。
いずれにせよ見た目の傷みも気になりますが、臭いは自分だけでなく近くにいる相手にも不快な想いをさせることがあるので注意しましょう。
どうして洋服は傷むのか?
洋服が傷んだ状態がどういったものか分かっても、根本的な原因を除去しなければ意味がありません。
まずは洋服が傷む原因について見ていきましょう。
紫外線や洗濯など外的刺激で色あせる
色あせる主な原因は紫外線・汗・洗濯・排気ガス・防虫剤です。具体的にどうなることで色あせるのかをまとめてみました。
・長時間紫外線に当てると素材や染料と反応し色素が破壊
・汗に含まれる水分や塩化ナトリウム、尿素が染料を分解
・洗浄力の強い弱アルカリ性洗剤、蛍光増白材と漂白剤を配合した洗剤が染料を落とす
・排気ガスと化学反応を起こし、染料を分解
・種類の違う防虫剤を使用した際に発するガスが化学反応を起こし変色
繊維の種類で伸び縮みが変わる
繊維には天然繊維・毛素材・化繊素材があり、洗濯など水で濡れた状態から乾かしていく段階で縮みます。その理由は次の通りです。
・天然素材(綿)は生地が織られる前の状態まで戻ろうとするため縮む
・毛素材は水に濡れると繊維が広がり絡み合うため乾いたときに縮む
・化繊素材は水に濡れると繊維が膨張して変形するため、乾燥しても形状が戻らず縮む
・化繊素材は熱に弱いため乾燥機に入れて縮む
一方、洋服が伸びてヨレヨレした状態になるのは、水に濡れた繊維や素材を乾かしても元に戻れないくらい強く引っ張られているからです。
衣服の汚れが落ちていないと虫に食われやすい
保管場所に侵入してくる虫は、衣服の繊維やホコリを好みますが、実は綿やポリエステル素材はあまり好まず被害を受けにくいのです。
それでも虫食いに遭っているとすれば、虫が好む汗や皮脂汚れが除去できておらず、これらと一緒に綿やポリエステル素材の衣服も被害に合っている可能性があります。
洋服を長持ちさせるためのコツ
洋服が傷む原因が分かれば、あとは対処するだけです。
次は洋服が傷む原因への対策や長持ちさせるためのコツをご紹介します。
ローテーションする
同じ洋服を着る周期が短いと紫外線ダメージや汗、皮脂などがすぐに蓄積するため、洋服の寿命も短くなります。
少しでも長持ちさせたいのであれば、お気に入りの洋服ばかりではなく違う洋服も織り交ぜ中がローテーションすると良いでしょう。
洗い方に注意する
洗い方に注意することで衣類の伸び縮み、色あせ、臭いを防ぐことができます。
大切な洋服を伸び縮みさせないためには、衣類のタグに記載されている洗い方や乾燥方法は最低限守りましょう。また使用する洗濯洗剤は、蛍光白剤フリーのものや中性洗剤を使うことで色あせなどを防ぐことができます。
また洗剤の働きを活性化させる40℃程度のお湯で洗うと良いでしょう。
衣服によって干し方を変える
衣服を裏返して干す、陰干し、部屋干しは色あせ防止に有効的です。またニットは洗濯して水を含むと重くなるためハンガーに干すと型崩れや伸びてしまいます。そんなときは100均でも購入できる平干しハンガーを使いましょう。
あとは洗濯物の間隔を開けて干すと通気性が良くなり、臭いの原因にもなる半乾きを防止できます。
適切に保管する
臭いや虫食いを防止するためにも、衣服は通気性の良い場所に保管することが大切です。
ハンガーにかけた衣服であれば、間隔をあけ風通しを良くします。BOXケースや収納ダンスは締め切った状態で通気性が悪くなるので、防臭剤や防湿剤は必ず入れましょう。
衣服に合わせて収納方法を変える
ニットやカーディガンはハンガーにかけておくと重みで繊維が伸び、型崩れにつながります。こうした洋服はBOXケースや収納ダンスに保管しましょう。
反対にシャツやコートは畳んで保管しておくとシワや型崩れにつながるのでハンガーにかけておくことが望ましいです。
まとめ
ここまで大切な洋服を長持ちさせるコツについてご紹介してきました。
おしゃれな大人は印象で差が出るため、洋服の扱いにも気を配ることが大事になります。大切な洋服を長持ちさせるコツも難しくないものばかりなので、是非参考にしてみてください。
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