季節が変わるたび「衣替え」をすることを面倒臭いしやりたくないと思う方も多いのではないでしょうか。そもそも本当に衣替えは必要なのかという疑問もあると思います。
そこで今回は衣替えについて知っておくべき知識についてまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。
衣替えって具体的に何をすること?
衣替えとは、季節の変わり目に衣類を入れ替える作業のことです。
その季節に応じた衣類はすぐに取り出せるクローゼットへ移し、そうでないものはBOXケースや収納ダンスなど別の場所に保管します。こうすることで季節に適した衣類をスムーズに出し入れができるのでとても便利です。
衣替えをしないとどうなる?
同じ場所に衣類を収納すると密集してかさばるため、取り出しにくい状態になりとても不便です。しかし、本当に問題なのは便利か不便かではありません。
着用した衣類には皮脂や汗が付着します。この皮脂や汗を餌とするダニなどの虫が発生しやすくなるため、虫食い、カビ、変色、色あせなど様々な問題が起こりやすくなるのです。
キレイに保管していた季節外の衣類も影響を受けるため、衣替えをすることが望ましいと言えるでしょう。
衣替えをすることのメリット・デメリット
ここでは衣替えをすることで具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのかご紹介します。
それでは早速見ていきましょう。
衣替えをすることのメリット
まずは衣替えをするメリットについてです。ここでは3つ挙げてみました。
メンテナンスができる
衣替えの大きなメリットは、ワンシーズン着回した衣類をメンテナンスできることです。
例えば仕事で頻繁に着用する季節に合わせたスーツ、コートやジャケットなど日常的に洗うことが難しい衣類だと、皮脂や汗など目には見えない汚れや臭いが染みついていることがあります。
しかし、衣類をクリーニングに出すなど汚れや臭いを落としケアすれば良好な状態を保てるのです。
綺麗な状態を保てる
収納場所を分けて保管するため頻繁に着ている衣類の汚れや臭いが伝染しません。さらに紫外線を浴びる機会も減るため、色あせや日焼けによる変色、生地の劣化なども防げます。
不要な服を整理できる
衣替えを行うタイミングは不要な服を処分するタイミングに最適です。
状態の良い衣類、型崩れや流行が過ぎて着用しなくなった衣類など、必要な衣類かどうかを見極めることができます。
衣替えをすることのデメリット
衣替えをすることは衣類にとって多くのメリットがある一方、デメリットも存在します。主に考えられるデメリットは2つです。
時間と手間がかかる
衣替えと聞いて真っ先に思い浮かぶのが「面倒臭い」ということではないでしょうか。
今まで着用していた衣類を綺麗に洗ったりクリーニングに出したりする手間、衣類を移動させる手間はどうしても発生します。それでも衣類を傷めるリスクを考えれば、少し時間を割いて衣替えすることが望ましいでしょう。
収納場所に困る
最近の住宅やアパートは小スペース化しているため、クローゼット以外に収納できるスペースがないということもあります。
できればしっかり分けておきたいですが、もし無理な場合にはちょっと位置を替えたりデッドスペースや棚を利用すると良いでしょう。
例えば、すぐに着ない衣類やかさばるコートは端の方やデッドスペースに移動させます。一方で、すぐに着るシャツやカットソーなどは使いやすく風通しの良い中央付近に持ってくると便利です。
衣替えをする季節や時期は?
季節別で見れば衣替えの目安は年に2回です。薄手や半袖の衣類がメインとなる春夏と、アウターやコートにセーターなど厚手の衣類がメインとなる秋冬の衣替えを行うことになります。
地域の気候差もありますが、冬服であれば遅くとも5月。夏服であれば、着る機会が無くなってくる10~11月頃がおすすめです。
汚れた状態で長く放置しておくと衣類が傷む可能性が高くなるので注意しましょう。
正しい衣替えの方法
衣替えも正しく行わなければ、虫食いやカビなど問題が発生することになります。
そうならないためにも、衣替えの方法や注意点をまとめました。早速見ていきましょう。
クリーニングに出す
家庭で洗濯するよりも、クリーニングの方が皮脂や汗汚れ、臭いをしっかり落とすことができます。
白いシャツだと見た目に汚れが分かりますが、冬物のコート、ジャケット、セーターなどは見た目に分からないため大丈夫と思うかもしれません。しかし、長期保管すると少しの汚れや臭いが浮き出て目立つようになります。
そうなると洗っても落としづらくなるので、しっかりクリーニングに出しましょう。
湿気を残さないようにする
湿気が残っているとカビの原因にもなるので、十分に乾燥させてから衣替えを行いましょう。
クリーニングから返ってきた衣類はビニールがかかっており湿気が残っていることもあるので、カバーから外し乾燥させることがポイントです。
ハンガー収納とタンス収納を分ける
衣類の種類や素材によってハンガー収納なのか、BOXケースや収納ダンスに保管するかを分けます。
重量があるコートや畳むとシワがつくシャツなどはハンガー収納。セーターやカーディガンなど繊維が伸びやすい衣類であれば、ハンガーではなくBOXケースや収納ダンスに保管すると良いでしょう。
防虫剤を使用する
家庭やクリーニングに出して綺麗な状態で保管する場合でも、虫食いの被害にあうケースも考えられます。
念のため防虫剤は必ず入れておくことが望ましいです。
まとめ
ここまで衣替えの必要性や正しい方法についてご紹介してきました。
適切な衣替えを行わなければ高価でも安価な衣類でも、保管している間に傷んでしまいます。大切な衣類を守るためにも今回の内容を是非参考にしてみてください。
ダウンジャケットのクリーニングについての記事もあるのでよかったら読んでみてください。
▼忙しくてもできるダウンジャケットのクリーニング。その方法とは?
コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、
またお越しいただけましたら幸いです。
よろしければブックマークよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
18673