こんにちは、コロモビト.です。
朝晩が冷え込むようになってきましたが、これからの季節に欠かせないアイテムがニットやセーターですよね。
もうすでにクローゼットから取り出した方もいらっしゃるのではないかと思います。
しかし、ニットを着たときに肩や脇部分にふと目をやると毛玉ができていた…!
なんて経験、一度はあるのではないでしょうか?
もしくは衣替えをしようと収納ケースからニットを出したら毛玉ができていて、
「しまっていただけなのになぜ?」と思ったことはありませんか?
気付かないあいだにできてしまうニットの毛玉ですが、そのまま着ていると
「だらしない」「みっともない」と思われてしまいますし、中には「毛玉が増えてきたら買い替える」とあきらめている方もおられるかもしれません。
ですが、ニットやセーターの毛玉は家にあるもので簡単に取ることができますし、ちゃんと取り扱えば毛玉を防ぐこともできます。
ニットを長持ちさせて清潔感ある着こなしができるように、
今回は正しい毛玉の取り方と毛玉の防止方法をお伝えします。
ニットに毛玉ができてしまう理由
ニット・セーターなどに毛玉ができるのは、
生地が擦れ合って摩擦が起きることで繊維が絡んでしまうのが原因です。
着用時はもちろんですが、収納時にも摩擦が発生して毛玉ができることがあるので注意が必要です。
着用時の摩擦
座ったときにイスに触れる背中・腰、バッグが当たる部分、脇などは摩擦が多いぶん毛玉ができやすくなります。
特にカバンを毎回同じ方の肩にかけるという方は、どちらかの肩だけ毛玉が多くできがちだと感じるのではないでしょうか。
収納時の摩擦
衣類専用の収納ケースにほかの服と一緒にニットを詰め込むと、服同士の摩擦で静電気が起き繊維が丸まって毛玉になってしまいます。
翌年に取り出してすぐに着られるようにするためには、ニットやセーターをほかの衣類ときつく詰めないように収納しましょう。
ニットにできてしまった毛玉の正しい取り方
外出前など、急いで毛玉を取りたいときはつい手で取ってしまいたくなるかもしれません。
しかし、毛玉を手でむしり取ると傷んでいない繊維まで引きちぎってしまうことになり、そのちぎれた繊維が飛び出てまた次の毛玉となってしまうので絶対NGです!
毛玉を取るのに必要なものは手軽に入手できるものばかりですので、ちゃんと道具を使ってニット類のケアをしましょう。
毛玉が少ないのであればハサミで切り取る
毛玉がある範囲が狭いのであれば、ハサミで毛玉を切って取り除きます。
小さめのハサミの方が扱いやすいので、糸切バサミやまゆ毛用ハサミなどがあればそれを使用してください。
毛玉を引っ張ったり生地まで切ってしまわないよう、ひとつずつ慎重に切り取りましょう。
手軽に購入できる毛玉取りブラシをかける
ホームセンターや100均などで購入できる毛玉取り専用ブラシを使えば、ニットの表面を撫でるようにブラッシングするだけで毛玉を絡め取ることができます。
楽に毛玉を取ることができますが、毛玉取りブラシは豚毛など硬い毛でできているため、力を入れすぎると生地を傷めてしまうので注意してください。
広範囲なら毛玉取り機を使う
ニットの広い範囲にわたって毛玉ができてしまっているなら、電池やコンセントなどにつないで使用する毛玉取り機を使うのがおすすめです。
生地に滑らせると中の刃が回転して毛玉を刈り取る仕組みですが、こちらもやり過ぎると生地に穴を開けてしまう可能性があります。
パワフルに毛玉を除去することができるアイテムですが、力を入れすぎない、同じ場所に長時間当てないなど注意して使用しましょう。
すぐに毛玉を取りたいならT字カミソリ
ブラシや毛玉取り機がない、でも今すぐどうにかしたい!というときはT字カミソリを用意してください。
顔剃り用のT字カミソリを毛玉がある部分に滑らせることで、
手軽に毛玉を取ることができます。
生地を傷めてしまわないよう、触れるか触れないかくらいの力で行なうのがポイントです。
毛玉を防止するニットの扱い方
できてしまった毛玉は取るしかないものの、取り続けているとやはり生地は傷みやすくなります。
ニットやセーターを長持ちさせるために大切なのは、あらかじめ毛玉ができるのを防止すること。
ここからは、毛玉を防ぐためのニットの取り扱い方法についてご紹介します。
脱いだら洋服用ブラシをかける
帰宅後、ニットを脱いだら洋服用ブラシをかけましょう。
こすらず払うようにしてやさしくブラッシングすることで、絡まりかけた繊維がほぐれ毛玉ができにくくなります。
毎日は着ない
着る頻度が高いと必然的に摩擦の頻度も高くなるので、毛玉ができやすくなります。ニットやセーターはできるだけ、「1日着たら数日休ませる」を心掛けてください。
着回しやすいカーディガンなどは、複数枚用意しておいてローテーションで着用するのがおすすめです。
洗濯はやさしくが基本
ニットやセーターなどを洗うときは、手洗いで押し洗いをするのが基本です。
大きめの洗面器などに中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)とぬるま湯を入れ、ニットをその中に沈めて両手で押し付けて持ち上げ、
また押し付け…を繰り返して、やさしく洗います。
きれいな水に替えてすすいだら、洗濯機で脱水しましょう。
洗濯機で洗えるニットの場合は、
ほかの服との繊維の絡みを防ぐために必ずネットに入れてドライコース(手洗いコース)機能を使用してください。
手洗い・洗濯機ともに洗剤は中性洗剤を使用して脱水を短めにするのが、ダメージを少なくして洗うポイントです。
毛玉ができにくいニットセーター
ここまでニットの取り扱い方法について書いてきましたが、
素材自体に毛玉ができにくい加工を施したニットもあります。
そんなアイテムをいくつか紹介します。
ROCOCO(ロココ) イタリアン エクストラ ファイン メリノウール 14GG ハイゲージ ニット
詳細を見るRE MADE IN TOKYO JAPAN(アールイー) ドレスウールジャージー クルーネック
詳細を見るRE MADE IN TOKYO JAPAN(アールイー) ドレスウール ジャージー タートルネック
詳細を見る最後に
ニットやセーターは化学繊維・天然素材問わず、完全に毛玉を防ぐことはできません。
だからこそ、毎日のちょっとしたケアを続けることが大切になります。
できてしまった毛玉は正しい方法で取り除き、着用後は丁寧に扱うことで、お気に入りのニットを長くきれいに着ることができます。
今まで「ニットはすぐ毛玉ができてダメになるから、ワンシーズンで買い替えていた」という方も、今年の秋冬は今日ご紹介した方法を試してみてくださいね。
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