こんにちは、コロモビト.です。
春も半ばになると、夏を見越して「そろそろTシャツ探しか」と意気込みます。
みなさんのTシャツ選びの基準ってなんでしょうか？
それは「デザイン」か、「生地」または「かたち」か。
はたまた、「流行りモノ」か「定番系」か。
Tシャツ選びは人それぞれの個性が出ていて、見ていると凄く楽しいものです。
なかでも一番難しいのって、ベーシックなTシャツかな？と、僕は思います。
汎用性が高い分ずっと使う予定で選ぶから、なかなか出会えないんですよねぇ…。
ということで、今回はTシャツの話。
いやぁ、最高のブランドを見つけてしまいました。
その名も「MOC T（モクティー）」。
いわゆる、普通界の最強、いや、最強の杢柄。とでもいいましょうか。
1枚で着ても、上にパーカーを羽織っても、面構えが良い。
他のブランドと何が違うのか、そして、厳選した3枚をご紹介します。
これを機に、クローゼットにある無地Tシャツをアップデートしてみませんか？
MOC T（モクティー）とは？
染め綿や異素材の混紡など、困難とされるテキスタイルに挑戦・開発してきた、新内外綿株式会社が発信するブランド。
創業100年を優に超える繊維会社です。
国内初の杢糸「GR7」という規格を生み出し、日本のグレーの基準として長く愛されてきました。
全てのアイテムが「杢グレー」で構成されたコレクションは安易な差別化ではなく、日本において「杢グレー」という「規格を作り出した」という自負を感じるコレクションとなっています。
他の杢Tシャツと何が違うの？
繊維会社であるmocTは、いわば洋服づくりの源流の会社です。
だからこその技術として、霜降り状に白と灰色が入り乱れるいわゆる「杢グレー」を、糸を染めるのではなく糸を作る「綿」を染めるところから始めています。
つまり、綿～服が完成するまでに向き合う時間が、他ブランドよりも長いということ。
綿から染色し、白とグレーを混ぜ合わせ作る杢糸は、糸を染めるよりもやわらかく生地を作ることができるのです。
程よく空気を含んだふんわりと仕上がった生地は、綿の柔らかく、優しい風合いを存分に引き出しています。
オススメの3枚！
1.国内初の杢グレーを代表するクルーネック
ブランドの大定番である、クルーネックの半袖Tシャツ。
流行りに左右されないベーシックなシルエットで、生地を存分に楽しめる、ザ・シンプルです。
8割以上の綿が染色・漂白による負担を受けていない柔らかな状態なので、コットン本来の気持ちよさを実感できます。
一枚で着るのは勿論、インナーとしても活躍してくれるので、年中楽しめる使い勝手の良さに、抜群の着心地を是非楽しんで下さい。
2.リラックスした着心地で楽しみたい
よりリラックスして楽しみたい方には、こちらのルーズフィットポケットTシャツがおすすめ。
野暮ったさが無く、バランスが取れたサイズ感です。
まったく染色を施していない糸を使っているため、着る・洗うを繰り返すことで、さらにソフトな風合いに変化。
胸ポケットはスクエアを採用することで下着感を払拭しました。
シンプルながらもバッチリ決まる一枚です。
3.夏に映える大人のネオンカラー
こちらは、ネオン綿を混紡したリラックス感満点のルーズフィットポケットTシャツ。
「オススメ2」でご紹介したものと同様、リラックスシルエットになります。
糸にする段階で絶妙な塩梅にネオン綿を微量に混紡。他に類を見ない軽妙なニュアンスを持った生地は、シンプルながらも遊び心を感じる仕上です。
シンプルなディテールで他のアイテムとの合わせやすさがありながらも存在感ある仕上がりは、これからの暑い季節にピッタリな遊び心ある大人の一枚です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
綿の染めからしっかりと向き合う洋服づくりの背景が分かると、より一層愛着が沸いてきます。
たかが無地T、されど無地T。
みなさんの定番のひとつになってくれると嬉しいです。
