春夏のアイテムで頻繁に使われている『リネン』。
涼やかな見た目や、さらっとした肌触りなど、ナチュラルな雰囲気が人気の理由です。
ジメジメした季節にはもってこい。これからの季節に活躍間違いなしです。
で、そもそもリネンって・・・何から出来ているんでしょうか。
“麻”もよく耳にするけど、“リネン”との違いって?
素材を知ると、服のことがもっと好きになる!
今回は春夏にぴったり、清涼感溢れるリネン素材についてお伝えしたいと思います。
リネンについて知る

リネンとは?
フラックスという亜麻(あま)科の植物から作られる天然の植物繊維のこと。
フランス語では“リンネル”と呼ばれています。
比較的寒い地域で育つ植物で、フランス北部やベルギー、ロシアなどで多く生産されています。
人類最古の繊維のひとつで、約8000年も前から使用されているんです。
何と、エジプトのミイラに巻かれている布もリネンなんだとか・・。
“麻”と“リネン”の違いって?
“麻”は植物から作られる繊維の総称。
リネンも麻の一種で、その他にはラミ―、ジュート、ヘンプなどがあります。
リネンの特徴
1.丈夫で長持ち
コットンの2倍・ウールの4倍もの強度を持つリネン生地はコシが強く、耐久性にも優れています。
水に濡れるとより強度が増す性質なので、洗濯を繰り返しても大丈夫。ガシガシ使えるタフさが嬉しいですね。
2.汚れにくい
リネンには“ペクチン”という成分が含まれています。ペクチンは汚れを染み込みにくくする性質を持っており、汚れが付いても落としやすいんです。ファッションアイテムはもちろん、キッチンクロスやインテリアファブリックにも多く使用されています。
3.爽やかで心地よい肌触り
独特の滑らかさと光沢を持つリネンは、さらっとしたソフトな肌触りが特徴。着用するほど肌に馴染み、風合いが深まる過程もお楽しみいただけます。
4.吸水性◎ 速乾性◎ 通気性◎
リネンはコットン等の繊維に比べ、通気性・吸水性・速乾性に優れています。
これは繊維の中にある空洞に空気が含まれているため。汗をかいても水分を上手に逃がすので、サラっとした爽やかな着用感が続きます。
リネンも色々。お勧めアイテムもご紹介!
リネンも様々な種類があり、産地や混紡した素材によって異なります。代表的なものが『フレンチリネン』や『コットンリネン』など・・。最後に、リネンの種類と共におススメのアイテムをご紹介します。
フレンチリネン

FOB FACTORY フレンチリネン ボタンダウンシャツ
40番手の上質なフレンチリネンを使用することで、柔らかくサラッとした肌触り。コーディネートに取り入れやすいブラック、ホワイトの2色の展開で、シックな雰囲気に。 春夏の羽織に最適な爽やかなシャリ感と合わせてお楽しみいただけます。
詳細を見るコットンリネン

ROCOCO コットンリネン チェックボタンダウン シャツ
コットン×リネン素材で、清涼感のある肌触りが心地良いボタンダウンシャツ。風合い豊かな綿麻特有のスラブ感があり、春夏らしいナチュラルなギンガムチェックに仕上がりました。リネンの『吸水速乾に優れたドライタッチ』、コットンの『柔らかな肌ざわり』の混紡による風合いの良さが特徴です。
詳細を見るフレンチリネン

ROCOCO LINEN ドリズラー ジャケット
1940年代に登場したドリズラージャケットを、太番手の糸を使用した程よい肉厚感のリネンキャンバス生地で作りました。裏地の無い1枚仕立てで、風を感じられる涼しい着心地です。リネンでありながらシルエットをしっかりと形成しています。
詳細を見るリネン ソロテックスキャンバス

FOB FACTORY イージーパンツ
清涼感・シャリ感を持つリネンと、 帝人の機能繊維「SOLOTEX(ソロテックス)」 を混紡したキャンバス生地を使用したイージーパンツ。軽やかなストレッチ性に、シワになりにくい形態回復性を兼ね備えた素材。リネン特有の清涼感やシャリ感、光沢感を持ちながら、長く穿くことのできる丈夫さが魅力です。
詳細を見る最後に

今回はリネン素材についてのウンチクをお伝えしました。お手持ちのリネンの服に、昨日よりも少し愛着を感じていただければ嬉しいです。
