こんにちは、コロモビト.です。
高品質で長く愛着を持って着ることが出来るダウンジャケットは1つは揃えておきたいアイテムです。
しかし「高品質のダウンジャケットと言ってもどこで判断したら良いかわからない」という方は多いのではないでしょうか。
また「高品質のダウンジャケットというと10万円以上するから手が出ない」と考えている方もいることでしょう。
そこで今回は「高品質のダウンを見極めるポイント」と「高品質でしかも5万円以下で買えるダウンジャケット」のお話をさせていただきます。
そもそもダウンって何?
ダウンとは水鳥の胸の辺りに生えている丸い球状になったタンポポのような綿毛、ダウンボールのことを呼びます。
このダウンは水鳥のみ存在し陸鳥には生えていません。
陸鳥も含め鳥類に生えている軸のついた羽根はフェザーと呼ばれ、ダウンと使い分けて使用されます。
なぜダウンは温かいのか?
水鳥は長時間冷たい水の上に浮かんで生活しています。
その為、体温を奪われないように羽に高い蓄熱性を備えています。
羽の内側に空気を貯め込み、その空気の層を体温で温めることで長時間でも冷たい水の上に浮かんでいることが出来ます。
ダウンは空気の層を多く含むことが出来る為、高い保温性を発揮するのです。
ダウンの種類
ダウンにはいくつかの種類が存在します。
ダウンの種類により品質が変わりますので、知識とし覚えておくとダウンジャケットを購入する際の参考になります。
グースダウンとダックダウン
ダウンジャケットには一般的に「ガチョウ(グース=Goose)」と「アヒル(ダック=Duck)」のダウンが使用されます。
「ガチョウ=グース」と「アヒル=ダック」では体格がガチョウの方が大きいということもあり、大き目のダウンを取ることができ、相対的に保温性が高くなります。
その為グースダウンはダックダウンに比べて価格が高くなる傾向にあります。
またグースダウンはフォアグラを食するヨーロッパ、ダックダウンは北京ダックなどで有名な中国が主な産地となります。
一般的にグースダウンの方がクオリティーが高いとされる傾向もあるのですが、ダックダウンの中にも良質な物は存在します。
ダックダウンの質が低いとされる理由は、中国が主な産地ということもあり、安価なダウンが多数存在する為です。
また「ガチョウ=グース」は草食、「アヒル=ダック」は雑食の為、ダックダウンはグースダウンに比べて臭いやすいというのも質が低いとされる理由となります。
結論として言えることは、グースダウンとダックダウンともに洗浄・精製が重要で、クオリティーが高いダウンはこの洗浄・精製にこだわって作られたダウンとなります。
マザーグースとマザーダック
通常ダウンは生後2~3ヶ月の幼鳥から採取します。
これを生後2~3年、親鳥になるまで育てて採取したダウンを「マザーグース」・「マザーダック」と呼びます。
この「マザーグース」・「マザーダック」飼育期間が長く、グースよりもダウンボールが大きいため、とても軽くて蓄熱性も高いというのが特徴となります。
ただし時間を掛けて飼育しないといけなということもあり、価格が高価なる傾向があります。
ホワイトダウンとシルバーダウン
グースダウンにはその色に応じて「ホワイトダウン」と「シルバーダウン」が存在します。
ホワイトダウンは羽根が白いグースから採取されたダウン、シルバーダウンは羽根が薄いグレーのグースから採取されたダウンのことを呼びます。
品質にほとんど差はなく、色の違いで使い分けられています。
高品質なダウンジャケットを見分けるポイント
ダウンジャケットを購入しようとした際に「どのような基準で選べば良いか?」ということがいまいちわからないという方は多いと思います。
そこで高品質ダウンジャケットを見分けるいくつかのポイントをご紹介させていただきます。
ダウンとフェザーの混合率を確認する
ダウンを使用したアイテムにはダウンとフェザーの混合率が記されています。
ダウン100%が上質と勘違いされる方のいらっしゃるのですが、フェザーはダウンを元の大きさへと戻す「回復力」を与えるという重要な役割を担っている為、ダウンジャケットにはダウンとフェザーを混合して使用します。
このダウンとフェザーの混合率が重要で、ダウン90%とフェザー10%の混合率が最適だとされています。
お店で購入する際は商品に付いている品質表示のタグ、ネット通販で購入する際はページに表示されている素材の欄を確認すると良いでしょう。
フィルパワー(FP)を確認する
フィルパワーを確認するのもダウンジャケット選びで大切なこととなります。
フィルパワーとは、「羽毛1オンスあたりのふくらみの度合い」のことを言います。
高品質な羽毛はふわっと広がり、空気を多く含み内側の熱が放出されにくくなります。
これを数値化したものがFPで、羽毛1オンス(28.4g)当たりのふくらみ度合いを表しています。
このフィルパワー(FP)については下記ページにて詳しく解説していますので参考にしてください。
詳細を見る生地・縫製も重要
せっかく良いダウンを使用していても、そのダウンを活かす為の生地を使用し、しっかりとした縫製がなされていなければ全てが台無しになってしまいます。
中でも重要となるのが縫製です。
ダウンジャケットは、ダウンが下に落ちて行かないようにダウンパックという製法で作られています。
縫製が雑だと、ダウンやフェザーが縫い目から抜け落ち落ちてしまいます。
ダウンやフェザーが表に出てこない生地を使用し、ダウンやフェザーが抜け出すことがないように丁寧に縫製された商品を選ぶようにすることが大切です。
近年では縫製箇所からのダウンやフェザーが抜け出さないシームレスという縫い目のないダウンジャケットも存在します。
5万円以下で買える高品質ダウンジャケット
高い値段の高品質なダウンジャケットは当たり前。
ということでアウトドアフリークにも多くのファンを持つ国産屈指のシェラフ・メーカー「NANGA」より5万円以下で買える高品質なダウンジャケットをいくつかご紹介させていただきます。
NANGA(ナンガ) オーロラ ダウンジャケット
高品質な760FPのダウンジャケット
防水性に優れたオーロラテックスを使用した、NANGA社の代名詞的ダウンジャケット『AURORA(オーロラ)』です。
防水性に優れた素材を使いつつ、760FPのスパニッシュホワイトダックダウンを贅沢に使用。悪天候にも強いディテールと、高い防寒性を織り交ぜたアウトドアウェアのようなスペックを、洗練されたデザインに落とし込んだプロダクトは必見です。
詳細を見るNANGA(ナンガ) オーロラ スタンドカラー ダウンジャケット
山から街まで多彩なシーンで活躍
防水性に優れたオーロラテックスを使用した、NANGA社の代名詞的ダウンジャケット『AURORA(オーロラ)』のスタンドカラータイプです。
機能性はそのままに、スッキリとした首回りはよりミニマルなシルエットに。山から街まで、より幅広いシーンで楽しみやすい1着に仕上がっています。
詳細を見るNANGA(ナンガ) 別注 焚火 オーロラ ダウンジャケット
しなやかで柔らかく、心地よく体になじむダウン
ヨーロッパのダック飼育は、広い場所でストレスもなく育てらているので、かさ高く丈夫な羽毛。
大切に育てられたダックの羽毛、そのフェザーはしなやかで柔らかく、ダウンは心地よく体になじみます。空気を含む小さな空間をたくさん持ち、保温性、断熱性、弾力性に富んだすばらしいものとなります。
詳細を見るNANGA(ナンガ) 別注タキビ ダウンシャツジャケット
高品質な760FPの別注ダウンシャツジャケット
NANGAの燃えにくい特殊素材「TAKIBI」生地を採用したROCOCO別注モデルのダウンシャツジャケット。シンプルなデザインとシームレスなルックスにより、ダウンながら上品さを感じるアイテムとなりました。
ハイクオリティな日本の工場で生産されており、ジャパンメイドの確かな品質も魅力です。冬をアクティブに活動したくなる機能派ダウンをぜひお試しください。
詳細を見るNANGA(ナンガ) 別注タキビ ダウンカーディガンジャケット
NANGAが独自に開発した難燃生地
自然豊かな場所で、焚き火を囲んで暖を取る。秋冬のアウトドアの醍醐味です。
でも、注意したいのが焚き火をする時の服装。火の粉がパチパチと飛び散る時、ナイロン素材だと穴が開いてしまい、ダウンウエアとしては致命傷に…。
そんな場面でも、安心して着用できるダウンウエアは無いものかとNANGAが独自に開発し、TAKIBIシリーズが誕生しました。
詳細を見る最後に
高品質なダウンジャケットを選ぶことで寒い冬でも快適なおしゃれを楽しむことが出来ます。
最後にダウンジャケットをより快適に着る為の注意点のお話をさせていただきます。
ダウンは肌に近ければ近いほどその効力を発揮します。
その理由はダウンは体温を利用して保温性を高める為です。
ダウンを使用した羽毛布団も同じで毛布を羽毛布団の下に引くよりも上に掛けた方が温かいとされています。
ダウンジャケットをより快適に着る為にはあまり厚着をしないということも大切です。
今回「5万円以下で買える高品質ダウンジャケット」としてご紹介した「NANGA」のアイテムをスタイリングなども交えながらご紹介した記事もございますので合わせてチェックしてください。
▼【ROCOizm】冬の外遊び・タウンユースで真価を発揮するタキビダウン
今回の記事が皆様のダウン選びの参考になったのであれば嬉しく思います。
コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、またお越しいただけましたら幸いです。
よろしければブックマークよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
17570