ハットの選び方

「自分に似合うハットは何?」苦手意識を克服して楽しむワンランク上の大人スタイル。

こんにちは、コロモビト.です。

帽子は「顔の額縁」とも言われるくらい重要なファッションアイテムの一つです。

しかし「帽子は似合わない」と考えている方も多いと良く耳にします。

帽子のタイプにも様々な種類があるのですが、今回はハットにフォーカスしたお話をさせていただきます。

知っておくと便利なハットの部位の名称

ハットを説明する際によく出てくる名称として「クラウン」と「ブリム」があります。

クラウン・・・ハットの頭を覆う山の部分のことを呼びます。
ブリム・・・ハットの「ツバ」の名称

本来は専門的な用語なのですが、ネット通販の商品説明文などでおしゃれに聞こえる呼称として使用されていることも多いので、この機会に是非覚えておいてください。

“ハット=Hat”と“キャップ=Cap”

「“ハット=Hat”と“キャップ=Cap”は何が違うの?」といういうお声も良く耳にするので、軽く触れておきましょう。

英語では、帽子の総称として使われている単語が「HAT=ハット」です。

テストで「これは帽子です」という問題が出た場合は「This is a hat.」が正解です。

では“キャップ=Cap”という話になるのですが、“キャップ=Cap”は“ハット=Hat”の中の一つの種類として使われています。

少々ややこしいのですが、帽子の総称として使われている単語が“ハット=Hat”、更にその中をデザインの違いで“ハット=Hat”・“キャップ=Cap”・“ビーニー=Beanie”として使い分けられています。

ハット=Hat

“ハット=Hat”はブリム(ツバ)が一周ぐるりと付いた帽子のことを呼びます。

キャップ=Cap

“キャップ=Cap”はバイザー(ツバ)が前に付いている帽子のことを呼びます。

ビーニー=Beanie

“ビーニー=Beanie”は頭にピッタリと沿うように被るツバのない帽子のことを呼びます。ニット帽と呼ばれる帽子なのですが、おしゃれな表現として使われることが多いので覚えておくと良いでしょう。

ハットの種類

ハットとひと口に言っても、その種類は豊富に存在します。

ここで全てをご紹介することは出来ないので、メンズで人気の高いアイテムをいくつかご紹介させていただきます。

クルーハット

「クルーハット=Crew Hat」とは丸みのあるクラウンと多くのステッチで飾られたブリムが特徴の帽子のことを呼びます。

クラウン部分が6枚か8枚の生地で作られており、船の船員が着用していた帽子が名前の由来となっています。

メトロハットと呼ばれることもあります。

バケットハット

「バケットハット=Bucket Hat」とはトップが平らで横から見ると台形に見える下向けに付けられた短めのブリムが特徴の帽子のことを呼びます。

バケツをひっくり返したような形からバケットハットと呼ばれています。

中折れ帽(フェドラーハット)

出典:Del Monico

中折れ帽とは、高いクラウンと中ぐらいのブリムを持ち頭頂部の中央に折り目の付いた帽子のことを呼びます。

この頭頂部の中央に作られた折り目のことをセンタークリースと呼び、1882年に上演されたフランスの戯曲「フェドラー」のヒロインが被っていて当時の男性の間で流行したことから「フェドラーハット=Fedora Hat」とも呼ばれています。

パナマハット

出典:Del Monico

「パナマハット=Panama Hat」とはエクアドル発祥のトキヤ草(ヒーピー・ハーパー)と呼ばれる植物を原料にして作られた帽子のことを呼びます。

セオドア・ルーズベルト大統領がパナマ運河視察時に愛用した事から「パナマハット」という呼称が浸透したと言われています。

ポークパイハット

出典:Del Monico

「ポークパイハット=Porkpie Hat」 とは、平らなクラウンの上部を内側にくぼみをつけ、外側に反り返った短めのブリムが特徴の帽子のことを呼びます。

イギリスの伝統料理のひとつポークパイに形が似ていることからポークパイハットと呼ばれています。

ボーラーハット

出典:Del Monico

「ボーラーハット=Bowler Hat」とは丸いクラウンと外側に巻き上がった細いブリムが特徴の帽子のことを呼びます。

ボーラーハットはイギリスの呼び方でアメリカではダービーハット、日本では山高帽と呼びます。

顔の形と相性の良いハット選び

ハットは顔と一体化して見えるということもあり、顔の形によって全体の印象が変わってきます

そこで大切となるのが自分の顔の形を把握すること。

鏡で自分の顔を良く見て顔の形を把握することで、自分に似合うデザインを選びやすくなります。

ここで一般的に言われている顔の形に合うデザインと被り方のご紹介をさせていただきます。

丸顔タイプ

丸顔タイプの方は、帽子のデザインに関わらす比較的なんでも似合うと言われています。

中でもクラウンが丸いクルーハットやボーラーハットは特に相性が良いです。

あまり深くかぶり過ぎると顔の丸さが強調され過ぎてしまうので、後ろにややずらしておでこが少し出るように被るとおしゃれな表情にまとまります。

面長タイプ

面長タイプの方も、帽子のデザインに関わらす比較的なんでも似合うと言われています。

より似合うとされているのがブリム(ツバ)が広めの物、中折れ帽(フェドラーハット)やパナマハットは特におすすめです。

帽子をやや深めに被って似合うのも面長タイプの特徴です。

四角タイプ

四角タイプの方は、トップが浅くて角張っている物やツバの幅が広めの帽子が似合うと言われています。

横から見ると台形型のバケットハットや中折れ帽(フェドラーハット)がおすすめです。

逆にツバが短いものは顔の輪郭が強調されて今うので、避けた方が良いでしょう。

逆三角形タイプ

逆三角形タイプの方は、ブリム(ツバ)が狭めの物、トップがフラットではなく丸みの帯びた物が似合うと言われています。

クルーハットやボーラーハットがこのタイプのデザインに当てはまります。

比較的似合う帽子が多いタイプでもあるので、色々な帽子にチャレンジしてみるのも良いでしょう。

カジュアルなスタイリングにおすすめのハットセレクト

カジュアルな着こなしにおすすめのハットをいくつかご紹介させていただきます。

HIGHER(ハイヤー) セルヴィッチデニムパネル6 ハット

セルヴィッチ付きポケットがアクセント
1つ1つハンドメイドで丁寧に作られる国産デニムハット。ハンドメイドならではの丈夫さと暖かみのあるアイテムです。

自然なユーズド加工によるヴィンテージのような表情が魅力的。側面にはセルヴィッチ部分を使用したポケットが付いており、遊び心のあるデザインはコーディネートの良いアクセントにもなってくれます。

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SIERRA DESIGNS(シェラデザイン) リバーシブル 60/40 ハット

アウトドア生地で作るリバーシブルハット
シエラデザインの代名詞でもある60/40クロスを採用。60/40クロスを組み合わせることで、撥水&通気性を兼ね備えたキャンプやアウトドアで活躍するマストアイテムに。 裏地には触り心地によいパイル地仕様になっており、リバーシブルとしてもお使い頂けます。

レトロな風合いのあるハンターハットは、長時間被ってもストレスのない軽やかな着け心地は、大人のカジュアルスタイルに取り入れやすい一品です。 

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DECHO(デコ) コメハット チノ

毎日でも被りたくなる定番ハット
創業からパターンを変えることなく作り続けているブランドの代表モデル『KOME HAT』。深めのシルエットが特徴で、腰帯があることで程よくフィットした被り心地です。

経年変化を楽しめる、風合いあるセルヴィッチチノもいい感じ。合わせる服を選ばないシンプルなデザインで、毎日でも被りたくなるハットです。

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DECHO(デコ) バケットハット

2WAY仕様のバケットハット
デザイン、素材から気にせずにくしゃっと鞄に放り込み出かけていける、そんなユーティリティーアイテムです。デザインを引き締める真鍮製のブランドプレートがアクセント。

ツバを折り返しても使える2WAY仕様というのも魅力のアイテムです。

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HIGHER(ハイヤー) ベイカー バック サテン マウンテンハット

とんがりシルエットが特徴的なマウンテンハット
何処となくレトロアウトドアの雰囲気を感じさせてくれるマウンテンハット。クラウン部分の高さ、頭頂部のトンガリは、何度もサンプルUPを繰り返し、高すぎず低すぎず、絶妙なシルエットに仕上げています。

形を決めなくても生地がしっかりしているので簡単に被ることができ、トンガリ部分をお好みの形にしていただくことで、様々な表情を魅せてくれます。

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最後に

帽子の歴史はとても古く起源前まで遡ります。

その歴史の中で様々なデザインが生まれ、現在では数えきれないほど多くの帽子が存在します。

今までは帽子に対して苦手意識があった方の中で一人でも多くの方が、今回の記事でハットにチャレンジしてみようと考えていただけたら嬉しく思います。

今回はハットに付いてのお話をさせていただきましたが、キャップについての記事もございますので、合わせてチェックしてください。

▼キャップが似合わない、かぶったことがないメンズに向けて選び方を教えます

今回の記事を参考にして、今までは帽子が苦手だと感じていた方が一人でも多く帽子にチャレンジしてもらえたのなら嬉しく思います。

コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、またお越しいただけましたら幸いです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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