こんにちは、コロモビト.です。
ネットで服を探していて、
気に入った服が見つかり、
さぁ買おうかと思った時に直面する問題。
それが、「サイズ選び」
いざ、買おうと思った時の最後の壁です。
勢いで購入してみたものの、サイズが微妙に合わず
サイズ交換や返品をした経験がある方は多いんではないでしょうか。
サイズを間違えてしまうと、メールや電話でショップに連絡したり、商品を送り返したりと
手間がかかってしまいます。
「こんなことなら初めにサイズ感をもっとしっかり把握しとけばよかった」
なんてことに。
ネットショップはいつでもどこでも簡単に服が手に入りますが、
その後の手間がかかるかどうかは事前の確認次第です。
思った通りのサイズの服を購入するため、
購入後の手間を減らすため、
よけいな送料を負担しないため!
一般的な採寸の仕方について書いていきます。
洋服を採寸するときの注意点
まずは具体的な測り方よりも先に、注意点を書いていきます。
というのも測る場所をわかっていても、
測り方次第で数値結構は結構変わってしまうんです。
服を測るときは引っ張らない
![ひっぱらないで](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/08/引っ張らないで.jpg)
まずは意外とやってしまうコト。
採寸をする際は、服をひっぱらずに採寸してください。
きちんと測ろうとして引っ張ってしまう人は多いのですが、引っ張lったり強いテンションをかけると、簡単に1~2cmの誤差がでてしまいます。
ちなみに2cmの誤差というと、ワンサイズ分くらいの違いになります。
伸縮性のない織物の生地であっても、斜め方向には伸びるので注意してください。
服は平らな安定した所で測る
安定感のない場所や凹凸のある台も、計測に誤差が出てしまいます。
せっかく採寸しても間違っていては測る意味がなくなってしまいます。
服を持ち上げて空中で測るなどもやめましょう。
サイズを測るときは、
机などの平らで凹凸のないところに置いて測るようにしましょう。
洋服は基本的に後ろ身頃を測る
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/08/後ろ身頃を計測します.jpg)
肩幅や身幅を測るときなどは背中側、
いわゆる後ろ身頃を測るようにしてください。
トップスの採寸
注意するところがわかったら次は、実際に採寸の仕方を説明していきます。
基本的には、
①肩幅
②身幅
③袖丈
④着丈
の4つを押さえておけば大丈夫でしょう。
一般的なトップスの採寸の方法
![採寸](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/08/採寸TEE750.jpg)
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/08/採寸シャツ.jpg)
長い部分と短い部分のどちらを採寸しているのか確認しておきましょう。
この場合は長い部分です。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/08/採寸アウター.jpg)
【肩幅】
ボディと袖の接点から接点までの長さです。
肩の縫い目から肩の縫い目までを直線で測ります。
【身幅】
前身頃、後身頃と、袖の接点から接点までを測ります。
脇下の部分を直線で測ります。
【着丈】
襟とボディの接点から裾まで。
着丈はリブやネックを含めないのが一般的です。
【袖丈】
ボディと袖の接点から袖口までの長さです。
肩から袖口までを測るようにしてください。
脇から袖口までとは長さが全然違うのでご注意ください。
ベストの採寸
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/08/採寸ベスト.jpg)
【肩幅】
肩の部分から反対の肩の部分まで。
ほとんどの場合、実際の肩より内側に肩線がくるので、肩幅の実数値が35~40cmと小さくなることも多いです。
【身幅】
前身頃、後身頃と、脇の接点から接点までの長さです。
【着丈】
襟とボディの接点から裾まで。
後ろの着丈が前より短くなっているコトも多いので、
形と数値をよく確認してください。
ラグランスリーブの洋服の採寸
ラグランスリーブは袖が首回りから斜めに縫い付けられています。
ほかのタイプの洋服に比べ肩の縫い合わせがないため、
「肩幅を気にすることなく着られること」
「肩や腕が動かしやすいこと」
などの理由で非常に人気のあるデザインです。
ラグランスリーブの場合は肩に切り替えがないので、
裄丈(ゆきたけ)という寸法を測ります。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/08/採寸ラグラン.jpg)
【身幅】
前身頃、後身頃と、袖の接点から接点まで。
これは他のトップスと同じです。
【着丈】
襟とボディの接点から裾まで。
これも他のトップスと同じです。
【裄丈】
後襟の縫目中心から肩先の中心に沿って袖口までの長さです。
要するに首の後ろから、片腕の手首までの長さです。
パンツの採寸
パンツの採寸する箇所になります。
パンツはトップスよりも計測する箇所が多いのと、
思っているよりも立体的な作りになっているので
よく読んで注意して計測してください。
![パンツの採寸](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/08/パンツの採寸.jpg)
【ウエスト平置き】
前身頃と後身頃のウエストの上部を合わせて、その状態で端から端までの数値を2倍にします。
このときの注意点ですが、
前身頃側の方ウエストの位置が低くなっているので、前後で高低差があります。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/09/高低差がある.jpg)
計測する際は、前と後ろの高さを揃えて測ることがポイントです。
たったこれだけでも数センチの誤差が出てしまうんです。
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/09/高さを揃える.jpg)
【ウエスト内周】
パンツウエスト上部内側の1周を採寸します。
【わたり】
「わたり」はあまり聞きなれない言葉ですが、太ももの付け根、太い部分のサイズを指します。
内股の合わせから裾に対して平行に太さを計測します。
![わたりの採寸](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/08/わたりを採寸してるよ.jpg)
【股上】
内股の合わせから地面に対し垂直に端まで
【股下】
内股の合わせから片方の裾に沿って計測
【裾幅】
裾の端から端まで
ガゼット付きのパンツの計測は要注意
![ガゼットのパンツの計測には要注意](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/08/ガゼットパンツの計測.jpg)
近年人気のクライミングパンツの股下は、180度開脚を可能にする『ガセットクロッチ』になっていることが多いです。
ガゼットになっていると、股下のところに生地がもう一枚縫われているので、正確に股下を測れません。
画像は、内股の合わせから地面に対し垂直に測る場合の計り方です。
これはショップによって測り方に差があるので、
事前によく確認した方が良いです。
サイズを測りたくなる、おしゃれなメジャー。Hoechstmass(ヘキストマス)
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/08/ヘキストマス.jpg)
![メジャー](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2021/08/メジャー.jpg)
オシャレさと使いやすさを両立したメジャーは、洋服好き必見の品。
100年以上の歴史を持つ、老舗メジャーメーカーのHoechstmass(ヘキストマス)のデザイン性と小技の効いたドイツ製メジャーです。
1895年から高品質なメジャーを作り続け、他とは違う使いやすさが高く評価されています。
こだわりの道具は、思わずついつい集めてしまうものです。
そして服の採寸が楽しくなるだけでなく、インテリアとして飾るだけでもかっこ良い。値段もお手頃なので、チェックしてみてください。
(交換にかかる送料分くらいで手に入ります)
最後に
「自分はMサイズ体型だからMサイズ買ったら間違いない」
と思っていても、メーカーによってサイズ規格に違いがあるもの。
ネットで洋服を購入するときは、
いつも着ている服の各部のサイズを採寸し、数値を比較してイメージするコト
を強くオススメします。
その際に今回の記事を参考にしていただけると嬉しいです。
それと、
身幅の計る位置(高さ)など、通販サイトによって微妙に違いがあったりするので、よく確認するようにしてください。
コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、
またお越しいただけましたら幸いです。
よろしければブックマークよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
![](https://koromobito.com/wp-content/uploads/2020/06/adachi.jpg)
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