今注目を集める”ムーンスター810S”とは? そのルーツと魅力に迫る!!【スニーカー】

こんにちは。コロモビト.です。

今、カジュアルシューズ業界で飛ぶ鳥を落とす勢いで売れに売れている、ムーンスター 810s(エイトテンス)シリーズ。

ソリッドなルックスや、高い機能性、そしてリーズナブルな価格帯がユーザーのニーズを掴み、モデルによっては生産が追い付かず在庫を切らしてしまっている販売店も多いとか…

ムーンスター??学校の上履きでしょ??

と思う方、

ムーンスターなら仕事でいっつも履いてるよ!!

とおっしゃる方、

ムーンスター最近気になってたんです!!

なんて方、

はたまた

ムーンスター…??なんですかそれ??

という方、ムーンスターと聞いてどう思うかはきっと人それぞれ。

しかし、これを読んだらきっと印象変わりますよ。

ということで今回は、今大注目のムーンスター 810Sシリーズのルーツや魅力に迫ります。

ムーンスターとは

ムーンスター、その歴史

創業

1873年、倉田雲平が久留米市米屋町で始めた「つちやたび店」。
はじめは夫婦で力を合わせて足袋を仕立てていましたが、1894年にドイツ製のミシンを採用したことにより家内工業から工場生産へと拡大。
この頃からすでに、従業員養成所を開設するなどして教育にも力を注ぎ、“精品主義”を徹底していました。

(出典:https://www.moonstar.co.jp/kurumequality/)

シューズメーカーとしての歩み

1920年に地下足袋の研究を開始し、2年後には生産スタート。
そして1925年にスニーカーやゴム長靴を開発し、本格的にシューズメーカーとしての歴史が始まったのです。

輸出量が増加しつつあった1928年には、世界中どこでも通用するマークとして“月と星(ムーンスター)”印を使用。
その後、つちやたび株式会社、日華護謨工業株式会社、日華ゴム株式会社、月星ゴム株式会社、月星化成株式会社を経て、株式会社ムーンスターが社名となりました。

“足袋王”の異名をもつ倉田雲平が掲げた「つちやたび店」の看板の“御誂向御好次第(おあつらえむきおこのみしだい)”の言葉。
“一人ひとりのお客様に最適な靴をつくる”という想いは、長い歴史のなかで社名が変わったとしても、まったく変わることがありません。

(出典:https://www.moonstar.co.jp/kurumequality/)

現在

そして2013年、140周年を迎えたムーンスター。
ゴムの精錬、裁断や縫製に携わる職人だけでなく、工場で使用する靴型や機械にいたるまで、あらゆるものを社内でつくることができる職人集団として成長を続けています。
積み重ねてきた技と受け継いできた志、履きものの歴史を紡いできた誇りは、今も脈々と息づいているのです。

(出典:https://www.moonstar.co.jp/kurumequality/)

久留米から世界へ、創業なんと1.5世紀

なんと創業140年!!もうちょっとで150年と大変歴史のある靴メーカー。

かのナイキですら創業70年、コンバースですら創業100年ですからね。

かつてはコンバースの正規日本代理店を務めていたことも、詳しい方ならご存知かもしれません。

ムーンスターは元々が地下足袋屋さんであったこともあってか、作業用、仕事用の靴、つまりカジュアルシーン以外の靴にも非常に造詣が深いメーカーです。

ご存知の方も多い体育館用の運動靴や、学校用の上履きはもちろんのこと、つま先にスチールが入った安全靴から、水や油への滑りに強く脱ぎ履きがしやすい厨房用シューズ、屋外での農作業に適した作業用長靴などラインナップは多岐にわたります。

作業用、仕事用の靴に求められるのはそれぞれの用途に合った機能性、耐久性と、コストパフォーマンス。

長年そういった靴の製造で培ってきたノウハウをカジュアルシューズに応用して生まれたのが、2019年に登場した”810s(エイトテンス)”なのです。

“810s(エイトテンス)”の登場

ブランドコンセプト

“満腹”ではなく“空腹”でもない、満たされすぎず、物足りなくもない。
“ちょうどいい”心地よさを体現するプロダクトラインです。

ルーツとなるシューズの優れた機能にデイリーユースの視点を掛け合わせることで新しい個性となり、シンプルながら独創性の高い新しいプロダクトラインとして生まれた”810s”。

自分たちらしいデイリースタイルを提案すべく、日々に”ちょうどいい”プロダクトを作り続けます。

長い歴史の中で培われた靴づくりに関する膨大なノウハウは、料理人や看護師などといったプロが活躍する現場の足元も支えてきました。
それぞれの環境に必要な機能が備わったキッチンシューズやナースシューズに挙げられる、プロユースラインです。

(出典:https://www.bymoonstar.jp/810s/roots/)


ともすれば 野暮ったい、そっけない、服に合わせにくい、などといったネガティブなイメージのあるプロユースのシューズ。
専門的な仕様だから自分たちには関係無いように思いますが、それらの持つ機能一つ一つはよく考えられていて日常の生活にも活かせるものだと思いました。
それらの機能を再評価し、日常生活において必要なものだけを残し丁寧にデザインを再構築することで、”野暮ったい”から”洗練された”へ価値を変換しています。

(出典:https://www.bymoonstar.jp/810s/roots/)

プロユースの靴作りから得たノウハウを昇華

プロユースの靴作りから学び、靴のことを知り尽くしたムーンスターがその経験値を思う存分に活かして作ったカジュアルシューズというわけです。

そう聞いてから眺めてみると、そのデザインが徹底した機能美から成り立ってることがうかがい知れます。

F1や戦闘機など、機能に徹するとカッコよくなるのはなぜなんでしょうか、それに近いロマンを感じますね。

知れば知るほど魅力的に思えてきました。

ちなみに”810s(エイトテンス)”の名前の由来は、日本語の”腹八分目=8/10 eight-tenths”からだそうで。

腹八分目が“ちょうどいい”、なるほどな~。

注目モデルを一気にご紹介

さて、ムーンスターと810sについて知っていただいたところで、今季展開されるモデルの中から特別お勧めなモデルをいくつかご紹介。

MOONSTAR(ムーンスター)810S KITCHE / キッチェ

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厨房や食品工場で使われるキッチンシューズをデイリーユースにした『KITCHE (キッチェ)』。

無駄のないシンプルなデザインで清潔感ある印象のこちらのモデル。

合わす服を選ばないそのソリッドさが人気を呼び、品切れ多発のベストセラーとなりました。

元となったモデルはこちらの『キッチンスター01』というモデル。

(出典:https://www.moonstar.co.jp/store/products/detail/11411821)

こちらをベースに、スタンスミスなどに代表されるコートシューズのエッセンスを落とし込みながら、水や油に強い耐水・耐油ソール、手を使わず脱ぎ履きできる機構、Ag+抗菌防臭仕様の中敷きなどのディティールを踏襲しています。

MOONSTAR(ムーンスター) 810s MARKE / マルケ

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こちらは見ての通り、市場などの水場から土木作業現場まで幅広いワークシーンで活躍するゴム長靴をルーツに持つ『MARKE(マルケ)』。

ありそうでなかった絶妙に気の利いたレインシューズとして人気を博しています。アウトドアユースにも持ってこいですね。

お手入れも拭くだけで楽ちんです。

ホールド感を高めるためのベルトテープはデザインのアクセントとしてもグッドな塩梅。

元となったモデルはこちらの『ベスターL型底03』というモデル。

(出典:https://www.moonstar.co.jp/product/shoesdetail_com.php?shoes_cd=661110&product_cd=66111009)

一見して何の変哲もないゴム長靴ですが1980年代に発売を開始し長く愛されたベストセラーモデルなのだとか。

長年にわたりゴム長靴を製造してきたからこそ生まれた『MARKE(マルケ)』、なんだか説得力ありますよね。

MOONSTAR(ムーンスター) 810s ALLPE / オルパ

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介護の現場で使われるシューズをデイリーユースにした『ALLPE (オルパ)』。
数ある性能の中でもフィッテイングに特化して製作されたこちらは、クッション性のあるアッパーに、足の形状に合わせて調整可能なベルトを採用しています。

元となったモデルはこちらの『パステル406』というモデル。

(出典:https://www.moonstar.co.jp/product/shoesdetail_com.php?shoes_cd=649C80&product_cd=649C8018)

確かにベルトの部分、面影を感じますね!!

これがあんなにこじゃれたスリッポンサンダルへと昇華するなんて驚きです。

最後に

今回は今大注目の新鋭シューズブランド、ムーンスター 810s(エイトテンス)のルーツと魅力についてご紹介しました。

お楽しみいただけましたでしょうか。

こちらも、お時間がありましたら是非ご覧ください。

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