こんにちは、コロモビト.です。
みなさんは10年前と今、服装はどのように変わっていますか?
僕は成人したて、社会人になりたての頃から辿ってみると、色んなスタイルを経てきたように思います。
あれから10年ほど経った今、逆に変わらないものもたくさんあります。
それは良い感じにくたっとしたスウェットだったり、色落ちが綺麗なデニムだったりしますが、代表的なのはチノパンでしょうか。
年中穿けるし、耐久性もあるし、出かける前に服装に迷ったら、コレだ…!とつい選んでしまう合わせやすさもある。
ということで、本日はチノパンの話。
ちょっとしたチノパンの歴史も交えつつ。 仕事でもプライベートでも、万能に使える現代的な1本をご紹介します。
チノパンの歴史とウンチク
チノパンは元々は軍服。
ミリタリー系の古着屋さんによく置いてある理由は、そういうことです。
1840年代、インドに駐留していたイギリス軍が、元は白かった軍服がインドの土地に馴染まず、カレー粉などで染め上げました。
この時にできた色が「カーキ」。ヒンドゥー語で「土色」という意味です。
日本でカーキといえばくすんだグリーンを思い浮かべる人が多いと思いますが、元々は今の日本でいうベージュのことなんです。
そのカーキ色のパンツはマンチェスターで生産されるようになり、余剰分は中国へ輸出されていきます。
1890年代、アメリカ軍がスペインとの戦争に勝利し、フィリピンを統治。
そこでフィリピン駐在用の軍服としてアメリカ軍は中国から大量に買い付け、スペイン語で「中国」という意味の「チノ(chino)」と名付けられました。
フィリピンは元々スペインに植民地支配されていたことが由来だそうです。
紆余曲折あって、この呼び名になったんですねぇ。
ちなみに、「カーキとオリーブ 」のスタイリングについて掘り下げた記事はこちら。
⇒コーディネートで失敗しない色合わせと着回し~カーキ・オリーブ編~
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オン/オフどちらでも使えるチノパンをご紹介するならなんだろう?と考えた時、これしかないなと思う1本がありました。
股上、わたりに少し余裕を持たせ、テーパードを効かせたROCOCO×JAPAN BLUE JEANS別注チノパン。
細身な方だけでなく、がっちりめな体型の方まで、より幅広い方に楽しんでいただけます。
ほんのりとチノの武骨さを残しつつ、動きやすさを考慮して伸縮性も兼ね備えています。
僕が穿いてリアルに感じたことは、「これから少しずつ足に肉がついてきても大丈夫そうだ…」ということ。笑
生地には「シャディー加工」という、色に深みが出る染色方法で独自の色味を表現。
織り目が斜めに走る斜紋線(しゃもんせん)がくっきり走り、履き込んだ後の生地感にも大きく影響を与えます。
アメリカではなくフレンチワークを意識していることがポイント。
ビジネスでも穿きやすい上品な印象を与えてくれます。
シルエット、風合いともに上品な印象に仕上がっているので、オン/オフで穿きやすい1本となりました。
長い付き合いになるほど味の出るチノパン。
ぜひ育てていってあげてください。
最後に
仕事もプライベートも、スタイリングはベースあってこそ、と僕は思います。
チノパンはそれを大きく担うものなので、お客様がお気に入りの1本を見つけていただければ嬉しいなと、勝手ながら思いました。