世界中で「サステナビリティ」が叫ばれて久しい昨今、ファッション業界でもその潮流が浸透してきているのは諸兄もご存知だろう。
そんな中、動物由来の素材を使わないエシカルファッションのど真ん中を行くのがSAVE THE DUCKだ。
ダウンの原料として乱獲されているダックを守りたいという信念の基、アウターウエアの中綿にはダウンフェザーに代わり、再生可能エネルギーを原料とした新開発素材PLUMTECHを採用した。
SAVE THE DUCKは、プラムテックがリアルダウンに遜色のない、最先端の高い性能を備えていることを証明するため、一人の男とタッグを組むこととなる。
その男の名はKuntal A. Joisher。
ビーガンクライマーであるKuntalは世界最高峰の山々に登頂するための『アニマルフリー』のクライミングウエアを探し求めていた。しかし、その要求に応えられるブランドはなかった。
そんな中、同じ信念を持つ同士として共感したのがSAVE THE DUCKだった。
そして、2018年5月15日…世界で最も登頂が困難と呼ばれる雪山の一つ、Mt.Lhotse(標高8,514メートル、世界で4番目)の頂に立ったKuntal A. Joisher。
まさかグースダウンを使用していないジャケットがこのような高みに到達するとはと世界に激震が走った瞬間だった。
その頂から見下ろした空はかつてないほど晴れ渡っていたのではないだろうかと勝手な想像を膨らませてしまう。
こうしてSAVE THE DUCKの次世代エコダウンPLUMTECHは、過酷な環境下で活動するクライマー達から高く評価され、さらにはアニマルフリーや地球環境の改善に寄与する取り組みが世界のビッグメゾンにも評価され、ファッションの発信地であるミラノやパリに旗艦店を持つブランドへと成長したのだった。
今回は2型を抜粋して紹介しよう。
まず1つ目はミニマルなデザインでありながら、フードの蛍光イエローがひときわ目を引くALVARO(アルバロ)だ。
ペットボトルから100%リサイクルされたポリエステル繊維の生地を使用し、PFCフリーDWR加工(要はフッ素フリーの耐久撥水加工)のGORE-TEX INFINIUMを採用でここにも環境への配慮は抜かりない。
止水ジップも採用し、タウンはもちろんアクティブシーンにおいてもその実力を遺憾なく発揮することだろう。
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詳細を見る次は、チェスター型のHELMUT(ヘルムート)だ。
その大きな特徴は取り外しできるスタンドカラー部分だろう。これのお陰でONとOFFの気持ちの切り替えが物理的に可能になるのだ。
昨今チェスター型のアイテムは激減していて探そうにも選択肢が少ない気がするが、この一着があれば選択肢など必要ないのかもしれない。
その他にも取り扱いのモデルはあるが、そのどれもがSAVE THE DUCKの持続可能な社会への想いを垣間見ることができる。
是非一度、その技術革新に触れていただきたい。
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