FOB FACTORY

ヴィンテージを現代に蘇らせる「F.O.B FACTORY」のミリタリーアイテムが凄い

出典:STANDARD&STRANGE

こんにちは、コロモビト.です。

そのラギット(武骨)でワイルドなフォルムから長年多くの男たちを魅了し続けてきたミリタリーアイテム。

また現代では、そのファッション性の高さから男女や年齢を問わずに愛されています。

そんなミリタリーアイテムの機能性や機能美を、戦場で使用されていた当時のままに再現することにこだわりを持って企画・生産しているブランドがあります。

そのブランドの名は「F.O.B FACTORY=エフ・オー・ビー・ファクトリー」。

そこで今回は「F.O.B FACTORY」のミリタリーアイテムにフォーカスしたお話をさせていただきます。

目次

「F.O.B FACTORY」について

まずは「F.O.B FACTORY=エフ・オー・ビー・ファクトリー」について軽くご紹介させていただきます。

「F.O.B FACTORY」はヴィンテージデニムの聖地としても知られる岡山県の南端に位置する倉敷市児島に本拠を構えるブランドです。

MADE IN JAPAN(日本製)に誇りを持ち、生地、縫製、加工とほとんどの工程を岡山県の児島の町で行い、職人と話し込みをし、職人の経験を大事にしながら、旧きを知り新しきを提案するというスタンスで服造りしています。

「服を着る人間が主役であり、その人の生活が幸せになるお手伝いが出来れば」が『FOB FACTORY』の思いです。

映画・ハリウッドスターとミリタリーアイテム

現代はスマホ(スマートフォン)があれば多くのファッション情報を得ることができます。

しかし、まだインターネットが普及していない時代は、雑誌・テレビ・映画などからファッションに関する情報を得ていました。

中でもアメカジ(アメリカンカジュアル)のお手本はハリウッドスター

ミリタリーアイテムの魅力をお伝したいという思いを込めて、アメカジ好きの筆者も参考にしたハリウッドスターや映画で着用されたミリタリーアイテムをご紹介させていただきます。

ポール・ニューマンと“N-1”

出典:STANDARD&STRANGE

3度のアカデミー賞受賞を初めとして数多くの受賞歴を持つ「ポール・ニューマン=Paul Newman」“N-1”デッキジャケットを着たスナップ写真です。

『スティング=The Sting』や『明日に向かって撃て=Butch Cassidy and the Sundance Kid』など筆者も大好きな映画。

“N-1”デッキジャケットを着てタバコをくわえた姿は「カッコ良い」以外の表現を見つけることができません。

ジェームズ・ディーンと“N-1”

出典:STANDARD&STRANGE

『エデンの東=East of Eden』『理由なき反抗=Rebel Without a Cause』でスターダムにのし上がり、『ジャイアンツ=Giant』の撮影終了一週間後の1955年9月30日に愛車ポルシェの事故で若干24歳で命を落とした「ジェームズ・ディーン=James Dean」

「理由なき反抗」での着こなしは当時の若者達が憧れたことでも知られています。

写真の“N-1”の着こなしもクールに決っています

『愛と青春の旅立ち』と“N-1”

出典:Paramount Pictures Corporation

1982年に公開されたアメリカ映画『愛と青春の旅だち=AN OFFICER AND A GENTLEMAN』で主演の「リチャード・ギア=Richard Tiffany Gere」が“N-1”を着用しているワンシーン

リチャード・ギアが海軍の正装をしてバイク「トライアンフT140=TRIUMPH T140」に跨るシーンがとても印象的でした。

『タクシードライバー』と“M-65”

出典:Sony Pictures Entertainment

1976年公開の映画『タクシードライバー=Taxi Driver』で「ロバート・デ・二―ロ=Robert De Niro」が演じる「トラヴィス・ビックル=Travis Bickle」が着用していた“M-65”フィールド ジャケット

当時は、この映画を見て“M-65”フィールド ジャケットを着るようになった人も多数いました。

『セルピコ』と“M-65”

出典:Paramount Pictures Corporation

1973年に公開されたのアメリカ・イタリア合作映画『セルピコ=Serpico』で主人公の刑事を演じた「アル・パチーノ=Al Pacino」が劇中で“M-65”フィールドジャケットを着ています

髭面のワイルドな「アル・パチーノ」とM-65フィールド ジャケットが男らしさを演出しています。

『クレイマークレイマー』と“M-65”

出典:Sony Pictures Entertainment

1973年に公開されたのアメリカ映画『クレイマークレイマー=Kramer vs. Kramer』で主人公の「ダスティン・ホフマン=Dustin Hoffman」
が“M-65”フィールドジャケットを着用
しています。

第52回アカデミー賞作品賞を受賞したの代表作の一つ、この作品の中で「ダスティン・ホフマン」は印象的に“M-65”フィールドジャケットを着用しています。

『さらば青春の光』と“M-51”

出典:Universal Pictures

『さらば青春の光=Quadrophenia』は1979年に公開されたイギリス映画。

お話は1960年代のイギリス。この作品の中で細身のスーツの上に“M-51”パーカーシェルを重ね着して「ベスパ=Vespa」を乗り回すシーンは、とても印象的で世界中でモッズブームを巻き起こした作品です。

“M-51”パーカーシェルがモッズパーカまたはモッズコートと呼ばれているのも、当時のモッズたちが好んで着ていたことに影響されています。

こだわり抜いて作られた「F.O.B FACTORY」のミリタリーアイテム

戦場で使用することを目的に作られた当時の物に近づけるように研究し、生地、ディティールなど細部にまでこだわりを持って作られた「F.O.B FACTORY」のミリタリーアイテムをご紹介させていただきます。

“N-1”デッキジャケット

出典:FEDORA LOUNGE

「“N-1” デッキジャケット」は1940年代から1950年代にかけてアメリカ海軍(U.S NAVY)に所属する兵士達に支給されていたジャケットです。

冷たい強風、波しぶきなどが吹き付ける過酷な状況下で船の甲板上で作業をする兵士達の身を守る防寒用ジャケットとして開発されました。

「F.O.B FACTORY」の「“N-1”デッキジャケット」は1940年代当時により近い物をとこだわり抜いて作られています

・革にも劣らない強度と暖かなジャングルクロス

生地は、綿100%のジャングルクロスを採用。デッキジャケットによく使用される高密度素材で、1940年代に米海軍が真冬の船上で作業する乗組員に向けて支給した防寒着に使用されていました。

経糸と緯糸の太さの違いで生地の密度を高めることで防寒性と保温性に優れており、革にも劣らない強度も兼備。現代でも様々なブランドから同素材を使用したアイテムが販売されるほどの人気を誇っています。

・高級感のあるアルパカを贅沢に使用

襟から裏地にかけて、暖かく保温力に優れたアルパカの毛を100%使用しています。アルパカの毛は一本一本ストローのように穴が開いた構造で、外気温によって穴が開閉するので温度調節機能にも優れた素材。

シワになりにくく、丈夫で縮みも少ない、耐久性の高さがポイント。毛玉ができにくいといった特性も嬉しいですね。しっとりとした滑らかな肌触りは油分を多く含み、ウールのようにチクチクせず、上品な光沢が高級感のある素材です。

・フロントにボタンを留めれば防寒性もアップ

ボア付きの襟は立てることもでき、フロントにボタンを留めれば防寒性もアップ。首元をしっかりと暖めてくれます。

・前合わせは二重構造

フロントはジッパーとボタンで留める二重構造になっている。ジッパーの隙間から入る風を防ぐのはもちろん、グローブしたまま開けしやすい大きめなボタン、ファスナーにはWALDES社製の物が使用されています。

・脇下のベンチレーション

両脇下は内側を生地で補強したベンチレーションが作られています。

このベンチレーションは通気性と保温性を確保する、ミリタリーアイテムならではの機能的なディティールです。

・スタイリング

デニムとの相性は抜群、大人な雰囲気を演出してくれるのも“N-1”デッキジャケットの魅力となります。

・FOB FACTORY(FOBファクトリー) F2421 N-1 デッキ ジャケット

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“M-65”フィールドジャケット

出典:Heddels

“M-65”は1965年にアメリカ陸軍(U.S.ARMY)に採用された野戦用のフィールドジャケットです。

防寒性能をあわせもつ存在感のある立ち襟や、アクセントとしても映えるフロントの大きなポケットなど、男心くすぐるデザインが魅力のアイテムです。

「F.O.B FACTORY」の「“M-65”フィールドジャケット」は1966年~1971年に製造された“M-65”の中でも特に人気の2ndモデルを細部まで再現しています。

・強度と柔軟性に富んだモールスキン

素材は、米軍フライトジャケット「B-9」で使用されていたモールスキンを復刻、採用しています。三子糸で織られたモールスキンは、高密度で強度と柔軟性に富み「本当にモールスキン?」と思うほど毛羽立ちが少ないのが特徴。

独特の艶が上品な雰囲気を醸し出しつつ、VATDYEで染め上げられているため、経年変化も味わえる逸品。長く愛用するほど、味わい深い表情をお楽しみいただけます。

・フードを内蔵したスタンドカラー

襟は、フードを省いたコンパクトな立ち襟(スタンドカラー)。正面にはベルクロを配しており、襟元の防寒性をサポートをします。

首周りと前立てのジップは、WALDES社製のアルミジップを採用。1930年代~1950年代のジップをリアルに復刻しており、メッキ加工をあえて行わないことで素材との経年変化が楽しめます。

・大型のフラップポケット

収納した銃弾などを落ちないように配慮した大型のフラップ付きのポケット

フラップには、容易に開け閉めが出来るようにスナップボタンが使用されています。

・運動量を考えて作られたアクションプリーツ

背面には機動性の向上を目的としたアクションプリーツが作られています。

・手の甲を保護する三角ストラップ

袖口には手の甲を保護する役割を果たす三角ストラップが作られています

三角ストラップに加え、調整用のカフスストラップを付けているのは1966年~1971年に製造された“M-65”の2ndモデルに見られるディティールです。

・スタイリング

アメカジならではワイルドで男前なスタイリングを楽しむのに最適なアイテム。

インナーに着るものを工夫することでロングシーズン着ることができるというのも魅力となります。

・FACTORY(FOBファクトリー) F2418 M-65 フィールド ジャケット

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“M-51”パーカーシェル

“M-51”パーカーシェルはアメリカ陸軍(U.S.ARMY)に採用されたの防寒用コートです。“M-51”パーカーシェルは寒冷地での戦闘の際に通常の装備の上から着用することを目的に作られています

1950年代後半から1960年代中頃にかけてイギリスで流行した「モッズ=Mods」が好んで着ていたことから「モッズコート(モッズパーカー)」とも呼ばれています

「F.O.B FACTORY」の“M-51”パーカーシェルは現代のスタイリングに合わせやすいように丈は少し短く、ややゆったりとしたシルエットにパターン修正しているのも魅力となります。

・高密度で強度の高いモールスキン

素材には米軍フライトジャケット「B-9」で使用されていたモールスキンを復刻し採用しています。 三子糸で織られたモールスキンは、高密度で強度と柔軟性に富み、”本当にモールスキン?”と思うほど毛羽立ちが少ないのが特徴。

独特の艶を持ち、VATDYEで染め上げられているため、経年変化も味わえる逸品。 長く愛用するほど、味わい深い表情をお楽しみいただけます

・防風効果の高い比翼仕様

合わせはダブルスライダーのジッパーとスナップボタン止めの比翼仕様、ミリタリーアイテムならではの武骨な印象のファスナーが使用されているのも特徴となります。

・袖口の幅を変えられる

カフス部分は袖口を絞ることができるアジャスターストラップ仕様となっています。

・先割れになった印象的な後裾のデザイン

燕尾服のように先割れになった後ろ裾は“M-51”パーカーシェルの特に印象的なデザインとなります。

フィッシュテールとも呼ばれるこのディテールには、裾が強風などでバタつかないように、ドローコードでパンツに付いている紐に結びつけることを意図したデザインです。

・スタイリング

「F.O.B FACTORY」の“M-51”パーカーシェルは丈を少し短くし、ややゆったりとしたシルエットで作られているので、インナーの上にサッと羽織る着こなしから、ジャケットなどの上に着るスタイリングまで楽しむことができます

会社の社風などによりますが、ビジネスシーンで使用するというのもおすすめのアイテムです。

・FACTORY(FOBファクトリー) M-51 パーカー シェル

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“M-44”モンキーパンツ

“M-44”モンキーパンツは1940年代アメリカ海兵隊(USMC)に支給されたミリタリーパンツです。

製造期間が1944年7月~1945年の10月頃と極端に短いため、幻のミリタリーパンツとしてヴィンテージ市場でも希少なアイテムとして、常に高額な取り引きをされています

「F.O.B FACTORY」の“M-44”モンキーパンツはスタイルを選ばずに穿きこなせるように裾に向かって細くテーパードさせた綺麗めなシルエットに再構築しています。

・オリジナルヘリンボンとネップデニム

“M-44”モンキーパンツは通常ヘリンボンを使用した物が一般的なのですが、「F.O.B FACTORY」の“M-44”モンキーパンツは染色技術の乏しかった時代のインディゴブルーを再現したネップデニムも合わせて展開しています。

・注目のバックポケット

最大の特徴であるヒップ位置のポケットは、元々ポンチョを入れるために採用されていたもの。ヒップを覆うなほどの大きさがあるので、収納はもちろん、スタイリングのアクセントとしても映えるデザインです。

・前開きはボタンフライ

フロントはメタルボタンのボタンフライ仕様で、幅広の持ち出しなども当時のディテールを再現しています。

ボタンには月桂樹柄入りのメタル製ドーナツボタンを採用しています。

・現代に合わせたデザイン修正

サイドのポケットは、フラップを外さなくても手が入る設計。ボタンを外す煩わしさもありません。

更に内部にはスマートフォンやカードが収まる小ポケットが設けられており、現代の生活に溶け込みやすい機能面も魅力です。

・スタイリング

迫力のあるフォルムはボトムスを主役にしたスタイリングに最適

「F.O.B FACTORY」の“M-44”モンキーパンツは今風にシルエットをアレンジしているので、幅広いアイテムとコーディネートをしやすいというのも魅力です。

・FOB FACTORY(FOBファクトリー) F0495 M-44 モンキー パンツ

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最後に

筆者もその一人なのですが、アメカジ好きには映画が好きという人が多いという印象があります。

中でも古い映画は、ストーリーを楽しむのはもちろんファッションも楽しめるというのも魅力の一つ。

今回ご紹介した映画も機会がありましたら、是非チェックしてみてください。

なお今回ご紹介した「F.O.B FACTORY」は『日本製にこだわり、ヴィンテージウェアを再現した「FOB FACTORY」はご存じですか?』という記事もありますので、合わせてご購読ください。

『日本製にこだわり、ヴィンテージウェアを再現した「FOB FACTORY」はご存じですか?』

今回の記事が少しでも皆様のお役に立てたのであれば嬉しく思います。

コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、またお越しいただけましたら幸いです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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