春夏シーズンも「ミリタリーファッションを楽しもう」

こんにちは。コロモビト.です。

ラギット(武骨)な印象と機能的な作りでミリタリーアイテムはカジュアルスタイルには欠かすことの出来ないアイテムです。

筆者もミリタリーアイテムは大好きで秋冬シーズンにはMA-1,N-3B,M-65などのジャケットを良く着ています。

ミリタリーアイテムどちらかというと秋冬シーズンがメイン。

では、春夏シーズンのミリタリーファッションは・・・?

そこで今回は、春夏シーズンにおすすめのミリタリーファッションのお話をさせていただきます。

ミリタリーの色と柄

春夏シーズンにミリタリーの要素をプラスしたコーディネートは、色また柄を取り入れるのが基本となります。

まずは、ミリタリーを感じさせる色のお話からさせていただきます。

ミリタリーの色は基本アースカラー

ミリタリーアイテムの基本的な色はアースカラーとなります。

「アースカラー=earth color」とは自然が持つ色のこと

・森林や草木の色=グリーン系
・空・海の色=ブルー系
・大地の色=ブラウン系

がミリタリーアイテムにもよく使用されています。

ミリタリーアイテムでよく使用される色をいくつかご紹介させていただきます。

グリーン系

ミリタリーをイメージさせる一番代表的な色と言えばやはり森林や草木をイメージさせるグリーン系の色なのではないでしょうか。

ミリタリーアイテムによく使用される色が「オリーブドラブ」・「セージグリーン」・「オリーブグリーン」です。

これらの色をまとめて「カーキ」と呼ばれることも多いのですが、これは日本での呼び名で海外ではそれらの色を「カーキ」と呼びません。

一説では、「カーキ」という単語は軍隊の代名詞として海外では使用されており、その流れから「軍服=カーキ」というイメージが広がり、ミリタリーの代表的なカラーでもあるグリーン系の色が「カーキ」と呼ばれるようになったと言われています。

ブルー系

海軍を英語で「ネイビー=Navy」と言うようにネイビーも代表的なミリタリーカラーの一つです。

海や空の色から連想された色として主に「海軍」や「空軍」に多く採用されました。

ただしアメリカ空軍では、ネイビーは地上で目立ち過ぎるということでフライトジャケットの色をネイビーからセージグリーンに変更したという歴史もあります。

ブラウン系

ブラウン系の中でも特にミリタリーアイテムとしてよく使用される色が「カーキ」です。

「カーキ=Khaki」色とは「土埃」を意味する言葉が由来していており、茶色がかったクリーム色のことを呼びます。

どちらかというとベージュ色に近い色で代表的なアイテムの一つとしてチノパンがあります。

チノパンも本来はミリタリーアイテムの一つなのですが、現在はきれい目コーデに使われることが多くなっています。

今まではグリーン系のミリタリーカラーを「カーキ」と思っていた方は、「khaki pants」とGoogleで検索して画像をチェックしてもらえると「なるほど」と納得いただけると思います。

迷彩柄(カモフラージュ)

ミリタリーアイテムを語る上で外すことの出来ない柄が迷彩柄(カモフラージュ)です。

迷彩柄は戦場となる場所に合わせて使用されたということもあり、様々なパターンが存在します。

迷彩柄の中よりファッションアイテムとして良く使用されるパターンをいくつかご紹介させていただきます。

ウッドランド

迷彩柄の中でももっとも有名な柄が「ウッドランド」です。

「ウッドランド=Woodland」とは森林地帯を意味し、野戦で目立たぬようにパターンが組まれています。

この「ウッドランド」はアメリカ軍で考案され、2006年まで標準的な迷彩柄として使用されていました。

現在では多くのファッションアイテムにも使用されています。

タイガーストライプ

出典:WIKIMEDIA COMMONS

タイガーストライプはベトナム戦争の時にアメリカ軍特殊部隊が使用していた迷彩柄です。

トラの縞模様を連想させる柄は人気が高く、多くのファッションアイテムに使用されています

リーフカモ

落ち葉を柄に落とし込んだ迷彩柄です。

「ウッドランド」に比べると写実的な表現をしている物も多く存在ます。

ファッションの世界ではリーフの印象から夏シーズンのアイテムや帽子などに使用されることが多いというのも特徴です。

ミリタリーファッションを楽しむ為のポイント

ミリタリーアイテムを取り入れたスタイリングを楽しむ為には、コーディネートは特に重要となります。

なぜなら一歩間違えるとコスプレのようになってしまうからです。

たとえば迷彩柄のトップスに迷彩柄のパンツをコーディネートしてしまうと「どこの軍隊から抜け出て来たの」みたいな感じになってしまいます。

ミリタリーアイテムをコーディネートに取り入れる場合は「ミリタリーアイテムは一つ」にしてコーディネートすると良いでしょう。

春夏シーズンに楽しむミリタリーファッション

「MA-1」「N-3B」などの代表的なミリタリーアイテムがない春夏シーズンにミリタリーファッションを楽しむ為には、少々工夫することが必要となります。

そこで、春夏シーズンにミリタリーファッション楽しむ為の着こなしテクニックをいくつかご紹介させていただきます。

「セージグリーン」・「オリーブグリーン」をコーディネートに使用する。

ミリタリーアイテムを着るだけがミリタリーファッションではありません。

ミリタリーを感じさせる色「セージグリーン」・「オリーブグリーン」で作られたアイテムを使用するだけでも、ミリタリーを感じさせるスタイリングを楽しむことが出来ます

コーディネートをする上で注意しないといけないポイントは、「セージグリーン」・「オリーブグリーン」を使用したアイテム以外は、暗い色を避けるということです。

「セージグリーン」・「オリーブグリーン」という色自体が重たい印象になりやすいので、他の商品の色でバランスをとりましょう。

STYLING 1

セージグリーンのTシャツを使用し、ミリタリーを表現したスタイリングです。

ワイドシルエットのパンツで表現されたワイルドな雰囲気がミリタリー感を底上げ、オフホワイトの色が重たい雰囲気を払拭しているのもポイントです。

STYLING 2

オリーブグリーンのシャツでミリタリーを表現したスタイリングです。

シャツを羽織るように着こなしてワイルドなムードを演出、モードな雰囲気も感じさせるファッション性の高いスタイリングです。

カーゴパンツを使う

ミリタリーパンツと言えばカーゴパンツと言っても過言ではないほど、その存在感は絶大。

しかし存在感があり過ぎる為か、秋冬シーズンにジャケットなどとコーディネートが難しいというのが難点です。

そこで、その存在感を活かせる、春夏シーズンこそカーゴパンツを主役したおしゃれを楽しむのに最適です。

またカーゴパンツ以外でも「M44」などのミリタリーパンツを使用するのもおすすめです。

STYLING 1

オリーブグリーンのカーゴパンツを主役にしたスタイリングです。

トップスにはホワイトのボタンダウンシャツをコーディネート、パンツのワイルド感とシャツの上品さを上手にミックスした、こなれ感のあるスタイリングです。

STYLING 2

セージグリーンのカーゴパンツにブルゾンをコーディネートしたスタイリングです。

インナーにはセージグリーンと相性の良いオートミール色のTシャツを着用しています。ブルゾンの裾からTシャツをチラ見えさせたレイヤードスタイル、ブルゾンの色に合わせてスニーカーの色もブラックにしているのも秀逸

色コーデを楽しめるのも春夏シーズンならでは

ミリタリーアイテムを使用した春夏シーズンのコーディネートは、色合わせを楽しむというのもおすすめです。

パンツを主役にしたコーディネートの際には特におすすめ。

春夏シーズンはホワイトのTシャツ(白T)がメインとなりますが、ミリタリーを意識したコーディネートの場合はやや黄色み掛かったオフホワイトがよりおしゃれにまとまります

オリーブグリーンに合わせてオレンジ、ネイビーに合わせてマスタードなどの色合わせも、意外と大人なムードにまとまりますので、是非チャレンジしてください。

STYLING 1

カーキ色のカーゴパンツにTシャツをコーディネートしたスタイリングです。

トップスは7分袖Tシャツをレイヤードでコーディネート、パンツのボリュームに合わせてゆったりとしたシルエットでまとめています。パンツを主役にした春夏シーズンならではのミリタリースタイルです

STYLING 2

ブラックのカーゴパンツにデニムシャツをコーディネートしたスタイリングです。

タイト目のシャツとワイドシルエットのパンツがアメカジならではのAラインシルエットを演出、ワークとミリタリーを上手に組み合わせた、ワンランク上のスタイリングです。

迷彩柄は無地アイテムとのコーディネートが必須

迷彩柄のパンツは、その存在自体がミリタリー。

合わせるアイテムを無地にするだけで、ワンランク上のカジュアルスタイルが決まります。

STYLING 1

迷彩柄のパンツを主役にしたスタイリングです。

パンツ以外を全て同系色でまとめ、パンツが引き立つように着こなしたコーディネートセンス抜群のスタリングです。

春夏シーズンにおすすめのミリタリーアイテム

春夏シーズンにおすすめのミリタリーアイテムをいくつかご紹介させていただきます。

JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ) CODE:SILVER / RJB3531 ショート アーミー シャツ

武骨ながら「着やすさ」にこだわりました
60年代アメリカ軍ユーティリティシャツをイメージした、JAPAN BLUE JEANSとのコラボアイテムです。

この武骨な見た目ですが、肌あたりの良さは今だからこそ表現できたもの。
現代的なボックスシルエットに設定し、シャツジャケットとして、更にはコートの下のミッドレイヤーとして、ユーティリティに着ていただきたい1着です。

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SAGE DE CRET(サージュデクレ) 別注 テーパードカーゴパンツ

程よく武骨で、程よく洗練。
M-65ミリタリーパンツを元にモディファイしたカーゴパンツ。
武骨なディテールを施しながらも高密度コットンを使用することで、春夏でも爽やかな穿き心地を感じます。

古着にはない現代的なテーパードシルエットで程よく洗練された印象に。カーゴパンツが苦手な方でも穿きやすい1本に仕上がっています。

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FOB FACTORY(FOBファクトリー) F0495 M-44 モンキー パンツ

幻のM-44モンキーパンツ
米海軍が着用していた、M-44モンキーパンツ。製造期間が1944年7月~1945年の10月頃と極端に短いため、幻とも言われたカーゴパンツです。

こちらは、そのM-44をFOB FACTORYが再現し、使いやすく現代的なシルエットに再構築した一着。ゆとりを持たせつつ、裾に向かって細くテーパードさせた綺麗めなシルエットなので、スタイルを選ばずに穿きこなしていただけます。
最大の特徴であるヒップ位置のポケットや、フラップを外さなくても手をサッと入れられるサイドポケットなど、拘りのディテールにも注目!

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Depsea(デプシー) DP004 グリーンフィールド ワークパンツ

大人の色気を感じさせるシルエット
リアルな油ジミを表現したリアルな表情のワークパンツ。

ワークパンツといえば直線的な太めのシルエットをイメージしますが、こちらは裾にかけてテーパードをかけた大人の色気を感じさせるシルエットを構築しています。程よい厚みの生地でオールシーズン穿くことができ、幅広いコーディネートで活躍してくれます。

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最後に

ミリタリーウエアーは過酷な環境下で戦う男たちを守るために開発され発展してきました。

その為、どちらかというと秋冬シーズンに活躍するアイテムが中心です。

しかし、コーディネートを工夫することで春夏シーズンにも男らしくカッコ良いミリタリーならではのおしゃれを楽しむことができます。

今回の記事が、一人でも多くの方おしゃれのヒントになったのなら嬉しく思います。

コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、またお越しいただけましたら幸いです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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