こんにちは、コロモビト.です。
すごく寒いですね!
突然ですが、外国人旅行者がダウンジャケットの下はTシャツ1枚で着ていて
「寒いならもっと着込めばいいのに!外国の人は寒さに強くていいよねぇ~」
なんて思ったことはありませんか?
一見よくわからない着方のようにも感じますが、実はそれ、すごく理にかなったダウンの着方なんです。
他にも、
「今日はダウンの下に5枚も着込んでるけど寒いねぇ~」
なんて言うてるヒトを見かけたことはありませんか?
何もおかしいことはなさそうですが、実はそれたくさん着込みすぎるから寒いんです。
- 薄着の上にダウンを着るのが理にかなってる?
- 着込みすぎるから寒い?
え、何言ってるの?と思うかもしれません。普通に考えたらそうです。ところが実は違うんです。
今回は意外と知らないダウンの効果的な着方を説明します。
ダウンで空気の層を作れば寒くない!
寒さをシャットアウトできるのはなぜか、それは断熱材があるからです。
そして世の中に断熱材はたくさんありますが、最も優秀な断熱材は何か?
それは「動かない空気の層」です。
アウターの中に動かない空気の層を作れば、断熱材になるから暖かいという訳です。
寒い日は重ね着をします。
それは薄い服でも重なった服の間に空気の層を作り出すことができ、暖かくなるからです。
例えばフリースは、風のある日にアウターとして着ると寒いですが、風を防げば、空気を繊維にためこむことができるので、暖かい中間着になります。
ウールも発熱機能があるし空気をためることができるので、セーターはあったかいのです。
着込みすぎるとかえって寒くなる理由
重ね着は暖かいのですが、たくさん服を着こみすぎた上にダウンジャケットを着てませんか?
ダウンはヒトの体温で暖まると羽根をふくらませます。その膨らんだ羽が空気をキープし、動かない空気という断熱層を作るから暖かくなる素材です。熱源である体温から離してしまうと、せっかくのダウンの性能が発揮できなくなってしまいます。
ダウンだから暖かいのではなく、暖かい体温をダウンが効率よくキープしてくれるから暖かいのです。
試しに汗を素早く吸収・発散し、快適な状態を保つインナーのすぐ上に着てみてください。羽根がふくらむので、少ない衣類で効率良く暖がとれます。
必ずしもインナーのすぐ上にダウンを着るのが最も効率がいいというわけではなく、あくまで体温を上手く活用した空気の層を作ってあげた方が良いという事なので、是非覚えておいてください。
羽根が濡れてダウン本来のちからが出ない!
アンパ○マンみたいですね(笑)
冗談はさておき、ダウンは水に濡れると羽をしぼめてしまい空気を蓄えることができません。乾いているとふわっとして空気を蓄えることができるダウンも、濡れた状態だと小さくしぼんで空気を蓄えれないのはなんとなくイメージできると思います。
こんな時ダウンをつつむ素材が防水素材なら濡れません。
ちなみに、濡れてしまったダウンは 体温を奪い、 重たくなるので、過酷な環境ではとても危険です。
ダウン×撥水生地でより効率的に暖かく!
ダウンを濡らさないために、
- ①ダウンジャケットの上に撥水素材のアウターを羽織る
- ②撥水性能のあるダウンジャケットを着る
ことで、ダウンが濡れてしまうのを防げます。
撥水生地のダウンおすすめ
ダウンジャケットの効果的な着方が分かったところで、撥水機能のあるものをいくつか紹介します。
MOUNTAIN EQUIPMENT(マウンテンイクイップメント) ウェーディングジャケット
コットンライクな撥水ナイロン生地を使用したマンパ型ダウンジャケット
短め丈のボックスシルエットが新鮮です。
WOOLRICH(ウールリッチ) アークティック ダウンパーカー NF 2.0
アメリカ最古のアウトドアブランドとして知られる、WOOLRICHが展開する永遠の定番モデル『ARCTIC DOWN PARKA』。
こちらはファーが無いNFモデルがバージョンアップし登場しました。
男らしい無骨さを残しながらも都会的な印象のダウンパーカーは、街でもビジネスでも万能に活躍してくれます。
最後に
以前「ショップ店員も意外と知らない!?ダウンの正しい取り扱い方法」という記事でも軽く触れましたが、ダウンは畳まずハンガーにかけて保管してください。
ちなみにダウンをキチンと畳むと同じ個所にシワが出来、そこの断熱性能が劣化してしまうのでご注意ください。