こんにちは、コロモビト.です。
24SSよりロココでもついに取り扱いがスタートした「GREGORY」
誰しもが一度は見たこと・聞いたことがあるであろう有名なブランドですが、意外とその歴史や成り立ちを知らない方が多いのではないのでしょうか。
そこで今回は、GREGORYの歴史、魅力についてご紹介させて頂きたいと思います。
簡潔にまとめていますので最後までご覧いただければ幸いです。
GREGORYとは
1977年にウェイン・グレゴリー氏によって創設されたブランド「GREGORY(グレゴリー)」
(正式には「グレゴリーマウンテンプロダクツ」。数年後に現在の「グレゴリー」へと変更。)
いまや「バックパック界のロールスロイス」と称されるほどに「完璧」を追求した最高の背負い心地のバッグ製作を40年以上続けています。
はじめにサクッとブランド誕生から現在までを解説していきたいと思います。
もっと詳しく知りたい!という方は、GREGORYの公式HPよりご覧ください。
HITSTORY | 40 YEARS ON THE TRAIL
1分で読める!サクッと歴史解説
引用:GREGORY
創業者のウェイン・グレゴリー氏が生涯で初めてパックを製作したのは14歳の時。
「最高のバッグパックを製作したい」という強い想いを持っていました。
22歳になったウェイン氏は、1970年に「サンバード」というブランドを設立しましたが技術面の問題に直面して断念。
フリーランスのデザイナーとして寝袋やテント、テクニカルウエアを手掛けるようになります。
しかし、バックパックへの想いが消えることはなく、再びブランドを立ち上げます。
それが1977年「GREGORY」の始まりです。
「背負うではなく、着る」という発想の元、ユーザーの身体のラインに沿い、身長に応じて背面長を調整できる新しい形のバックパックを実現。GREGORYのファーストモデルが誕生します。
そして、設立から1年が経った頃、冒険家の友人から連絡が入ります。
「北米最高峰マッキンリー山に挑戦するので耐久性があって軽いバックパックを作ってほしい」
グレゴリー氏はファーストモデルのさらなる軽量化を図り、友人のオーダーに応えました。
引用:GOODA
友人は約一か月にも及ぶ過酷な登頂に成功。
登頂時に使用されたファーストモデルは一躍有名となり、登頂ルートの名称「カシン・リッジ」にちなんで「カシン」と命名されました。
これを機に「GREGORY」はアメリカ国内に留まらず世界各国のアウトドア専門誌や冒険家に一気に広まったのです。
その後、時代のニーズに柔軟に対応し、タウンユースでも使いやすいバックパック等を製作し現在に至ります。
【豆知識】アメリカ軍でもGREGORY
GREGORYは90年代に米軍特殊部隊専用にバッグパックを開発、設計しています。
この時代は、パタゴニア、ニューバランス、ワイルドシングス等アウトドアやギアを製作していたブランドがアメリカ政府の依頼により納入品を製作していることが多く見られます。
命をかけて国を守るアメリカ軍から依頼がくるのは、それだけ信頼できる技術があるということです。
画像は、実際に米軍に納入されていたバックパックです。
現在は、当時のコンセプトを引き継いだ「SPEAR(スピア)」というシリーズが展開されています。
タウンユースで大人気!名作「DAY PACK」
ファッションのアイテムとして「GREGORY」の名を広めたのが「デイパック」。
初めて製作されたのは1979年。日本には80年代半ばに上陸し、その品質の高さと当時のアメカジブームにより当時は即完売を繰り返した大人気アイテムです。
引用:GREGORY
90年代にはブランドタグの変更があったことで、旧タグを探し求める人が続出するなど熱狂的なファンが付いていきます。
現在もマイナーチェンジを繰り返しながら、タウンユースを代表するバックパックとして多くの人に愛されているアイテムとなっています。
また、デイパックとは「1日分の荷物が入るカバン」として現在は浸透していますが、由来となったのはこのGREGORYのデイパックとも言われています。
GREGORYが大切にしている3つのこと
引用:GREGORY
GREGORYの歴史から感じられるバッグを製作する上で大切にしていることが3つあります。
それは「①背負い心地」「②耐久性」「③進化」。それぞれ説明していきたいと思います。
①背負い心地
「Don’t carry it, Wear it (背負うではなく、着る)」とウェイン氏は設立時から唱え続けています。
その理由は、服や靴を身長や体型に合わせてサイズを合わせるのと同じように、バックパックにも適正サイズがあって然るべきと考えているからです。
そのため、個人個人によって異なる身体のライン、性別や年齢によって異なる背中の大きさに合わせられるようサイズ調整が可能であったり、サイズ別で展開されているものが多数あります。
現在では人間工学や解剖学に裏打ちされ、最高の背負い心地を求めて製作が続いています。
②耐久性
Gregoryでは、妥協のないフィット性と機能性をデザインプロセスの基本としています。
40年以上にわたり、Gregoryでは最高の品質と最高の快適さを合わせもつ製品の開発に力を注いできました。
すべてのGregory製品は、生涯を通してお使いいただけるよう設計されています。
上記の文章は、GREGORYの商品タグに記載されているものです。
極地へと挑戦する登山家たちを支えてきたバックパックの耐久性は、GREGORY全てのモデルに引き継がれています。10年20年と生涯を通して使い続けられるバッグになっています。
③進化
GREGORYは、常に時代のニーズに応え進化し続けています。
クラシックなデザインはそのままに、素材や仕様の変更を繰り返し、背負い心地・耐久性をアップグレードしています。
時代のニーズに合わせてアウトドアはもちろん、ゴルフやキャンプ、ビジネスまで様々なシーンに合ったモデルを展開しています。
また、GREGORYの進化はバッグ製作だけではなく、現在では環境を配慮した取り組みも進めています。
環境への負担が少ない技術を取り入れたり、流通方法を変えるなどして資源を削減しています。
そして、何よりも一つのバックパックを使い続けてもらうことが一番の環境配慮と考え
そもそも壊れない丈夫なバッグパックを目指し製作しています。
ロココのバイヤーが選ぶ!万能に使えるグレゴリー3選
GREGORYには名作と呼ばれるモデルがたくさんあります。
その中でもロココが選んだのは「アレン」「コンパス」「ルーヌ」の3モデル。
ロココが提案するスタイルに幅広く合わせられ、GREGORYの良さをしっかりと感じられるモデルです。
アレン
詳細を見る
大容量ながら重さは、たったの590g(ペットボトル1本分より少し重いくらい)!
その理由は、シリーズ専用に開発された丈夫で軽量なリップストップナイロンによるものです。
ミリタリーを感じるカラーリングが男心をくすぐります。
コンパス
詳細を見る機内の持ち込みを想定した絶妙なサイズ感が魅力の「コンパス」
特徴的なシルエットは、飛行機内の頭上の荷物棚に乗せやすいという実用的なもの。
オールブラックでビジネスでも使いやすく、出張の多い方にオススメです。
ルーヌ
詳細を見るカジュアルでもビジネスでも合わせやすい、バランスの取れたデザインの「ルーヌ」
タフさや収納力など機能面はしっかりアウトドアを継承しながらも、余分な装飾性は削ぎ落とされた都会的なルックスが魅力のアイテムです。
最後に(まとめ)
「世界で最も背負い心地がよく、耐久性のあるバックパックを開発する」というウェイン氏の強い想いから誕生した「GREGORY」
40年以上経った今でもその想いは変わらず、ビッグブランドになってもなお常に進化し続け新しいバックパックを生み出しています。
皆さんも「バックパック界のロールスロイス」を一度背負ってみてはいかがでしょうか。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!