こんにちは、コロモビト.です。
お休みの日のお出かけのコーディネートを考える時に「襟付きのシャツでは堅苦し過ぎるし、Tシャツではラフ過ぎる」と悩んだという経験はありませんか?
そんな時におすすめなのがバンドカラーシャツです。
今回は、上品さとラフさを兼ね備えた大人のカジュアルスタイルに最適なバンドカラーシャツにフォーカスしたお話をさせていただきます。
バンドカラーシャツとは?
バンドカラーシャツとは、バンド(帯)状の襟が付いたシャツのことを呼びます。
その歴史は古く、14世紀にフランスのノルマンディー地方の貴族によって考案されたと言われています。
襟羽と台襟
襟のことを英語では「カラー=collar」と呼びます。
とここで「バンドカラーシャツは襟がないけど、なぜバンドカラーなの?」というお声もちらほらと聞こえて来そうなので、少しシャツの襟についてのお話をさせていただきます。
シャツの襟の形は多数ありますので、今回は一般的な台襟付きのボタンダウンシャツで説明させていただきます。
写真でもわかるように、折り返された布部分を襟羽(えりはね)首にそって立ち上がらせるための布部分を台襟(だいえり)と呼びます。
この襟羽を襟と考えている方が多いのですが、衣服において「首を取り囲む所につけられている部品(布)」を襟と呼ぶため、短い立ち襟が付いたシャツはバンドカラーシャツと呼ばれています。
ちなみに布の立ち上げ部分がないシャツはノーカラーシャツと呼ばれます。
襟と衿
ここで少し豆知識のご紹介。
ネット通販が普及したということもあり、商品の説明文を読んでいると「襟」と「衿」という漢字が同じ意味として使用されていることに気が付く方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この「襟」と「衿」は同じ「えり」と読みますが、厳密に言うとやや異なります。
襟・・・衣服に使われている「えり」
衿・・・和服に使われている「えり」
また「襟」は常用漢字で「衿」は常用漢字ではないという違いがあります。
ちなみに「はく」と読む「穿く」と「履く」もよく同じ意味の漢字として使用されていることが多いのですが、こちらも厳密に言うと異なります。
穿く・・・パンツやスカートなど足を通して下半身に身に着ける行為
履く・・・靴やスリッパなど「履物」を足に付ける行為
となります。
「パンツを穿く(はく)」「靴を履く(はく)」という使い方が正しい使い方です。
現在では、「襟と衿」また「穿くと履く」は、どちらを使っても意味は伝わるということもあり混同して使用されていますが、正しい使い方というのを、この機会に覚えておいていただけると良いと思います。
バンドカラーシャツをおしゃれに着こなすポイント
バンドカラーシャツと言っても基本的にはシャツの一種です。
あまりきちんと着すぎると、バンドカラーシャツ本来の魅力でもあるリラックス感を表現することが出来ません。
そこで、バンドカラーシャツをおしゃれに着こなす為のいくつかのポイントをご紹介させていただきます。
ボタンの開け方を工夫する
ボタンの開け方を工夫することで、こなれた雰囲気を演出することが出来ます。
一番上のボタンを開けての着こなしが基本形なのですが、下からも少し開けてインナーの色をチラ見せするというのもおしゃれです。
裾を表に出して着る
バンドカラーシャツを着る際は、裾を出して着るのが基本形です。
シャツの裾を表に出すことでラフな雰囲気を演出することができ、こなれ感のあるスタイリングが決まります。
もちろん裾をパンツの中に入れての着こなしも出来ますが、よほどおしゃれに自信がない限りは避けた方が無難です。
袖をロールアップする
バンドカラーに限った着こなしではないのですが、袖をロールアップした着こなしもおすすめです。
袖をロールアップすることで“抜け感”を演出することができ、襟とのバランスが整います。
もちろん季節感を演出することも大切なので、寒い日は避けましょう。
前を開けて羽織る
季節の変わり目にアウター代わりに羽織る着こなしもバンドカラーシャツには適しています。
通常のシャツに比べてラフな印象を演出しやすいという点でも、おすすめの着こなしです。
バンドカラーシャツを使用したスタイリング
バンドカラーシャツを使用したスタイリングをいくつかご紹介させていただきます。
先ほどのポイントと合わせてチェックしてください。
ジャケット代わりに羽織る
半袖Tシャツの上からパッと羽織る着こなしは季節の変わり目に特におすすめのスタイリングです。
イチョウの葉を思わせるマスタードで季節感を表現しているのも、このスタイリングのポイントです。
白パンツでトレンド感をプラス
今シーズンのトレンド「白パンツ」をコーディネートしたスタイリングです。
ジーンズとの相性は抜群!
バンドカラーシャツは、ジーンズとの相性も抜群です。
トップボタンを一つ開け、袖口を折り返したバンドカラーシャツのポイントを押えた着こなし、ジーンズの裾をロールアップして全体のバランスを整えている点もお見逃しなく。
ロンT代わりに着る
カバーオールのインナーは基本的にスウェットやTシャツを合わせるのが基本形なのですが、バンドカラーシャツは襟周りのデザインからスウェットやTシャツの代わりに着られます。
カバーオールやフライドジャケットなど、アメカジ定番のアウターにコーディネートすることで、きれい目をプラスした、こなれ感のあるスタイリングが決まります。
シャツONシャツ
シャツの中にシャツをコーディネートしたファッションセンスの光るスタイリングです。
Tシャツの上からシャツを羽織る着こなしは一般的ですが、シャツの上からシャツを重ねる着こなしは、かなりの上級テクニック。
襟羽ないバンドカラーシャツならではのスタイリングです。
ベストを使ったレイヤードスタイル
バンドカラーシャツにデニム素材を使用したベストをコーディネートしたスタイリングです。
Tシャツよりも上品な印象にまとまるというのもバンドカラーシャツの魅力です。
抜け感プラスでおしゃれを底上げ
上下お揃いのセットアップのインナーにバンドカラーシャツをコーディネートしたスタイリングです。
バンドカラーシャツが抜け感を演出、足元をスニーカーにすることでカジュアルな雰囲気を底上げ。
通常のレギュラーシャツでは演出することの出来ないバンドカラーシャツならではのスタイリングです。
コートに合わせた大人スタイル
コートのインナーとしてバンドカラーシャツを使用したスタイリングです。
パンツに今シーズンのトレンド「白パンツ」をコーディネートに取り入れているのもポイント。
上品さとカジュアル感が上手にミックスされた大人ならではのスタイリングです。
バンドカラーシャツ厳選セレクト
おすすめのバンドカラーシャツをいくつかご紹介させていただきます。
ROCOCO(ロココ) 起毛ピンストライプ バンドカラーシャツ
使い勝手の良い快適バンドカラーシャツ
肩幅と身幅に余裕を持たせた、“タイト過ぎずルーズ過ぎない”『アメリカンフィット』からクラシカルなピンストライプ柄のバンドカラーシャツ。
生地はコットン・リネン・ウールを混紡することでそれぞれの特性を生かした生地となっており、暖かさをキープしながらも、余分な暑い空気を逃がしてくれ快適に過ごせます。また、非常に扱いやすいのも特徴の1枚です。
詳細を見るROCOCO(ロココ) アメリカンオックス バンドカラーシャツ
自分好みに“育てる”オックスをバンドカラーで
美しい光沢とふっくらとした風合いが特徴のアメリカンオックスフォード生地を、ラフでこなれた雰囲気のバンドカラーシャツに仕上げました。
肩幅と身幅に余裕を持たせた、“タイト過ぎずルーズ過ぎない”クラシックなアメリカンフィットモデルです。
FOB FACTORY(FOBファクトリー) F3470 デニム バンドカラー シャツ
サッと羽織れる上品なデニムシャツ
ブランドの定番として好評を得ているバンドカラーシャツ。こちらはワークテイストなシャツですが、落ち着いた風合いとシンプルなデザインが、どこか品を感じさせる仕上がりです。
素材にムラ糸を使用した6ozのライトオンスデニムは、ナチュラルなザラつき感により軽い肌触り。また、通常のデニムとは違うふんわりとした柔らかさも魅力の一つ。サラッとした羽織りやすさと、デニムならではの経年変化を楽しめるアイテムです。
詳細を見るFOB FACTORY(FOBファクトリー) F3454 リネンコットン バンドカラー シャツ
上品な大人のストライプ
イギリス軍のバンドカラーシャツをデザインソースに作成されたシャツ。生地は糸の色を絶妙に変化させヘリンボーン織にすることで、ナチュラルなストライプ柄を表現しています。
派手過ぎず上品さをキープしながらも無地とは一味違う印象で、コーディネイトをワンランクアップさせてくれる一着です。
FOB FACTORY (FOBファクトリー) F3428 セルヴィッチ シャンブレー バンドカラー シャツ
クラシック&クリーンな大人シャツ
イギリス軍のバンドカラーシャツをモチーフに、旧式力織機を使い織り上げれたシャンブレー地を使用した1枚。シンプルな中にも『古き良き』雰囲気を感じさせるシャツに、ナチュラルで爽やかなシャンブレーの風合いがいい感じ◎。
スッキリとしたバンドカラーと、リラックス感のあるシルエットで、ラフでこなれた大人スタイルを演出してくれます。
詳細を見るREMI RELIEF(レミレリーフ) 別注 デニム バンドカラー シャツ
定番のデニムシャツをバンドカラーで別注
サラッと羽織れ、自然なヴィンテージ加工が魅力のレミレリーフのデニムシャツ。
当店で販売中のボタンダウンシャツを、よりラフな着こなしをお楽しみいただけるようバンドカラーで別注しました。流行に左右されない武骨で自由なスタイルを楽しめ、着回し力の高さにヘビロテ間違いなしのアイテムです。
最後に
シャツの襟は顔に一番近いということもあり、そのデザインで全体の印象を大きく左右します。
バンドカラーシャツも、全体の印象を底上げすることが出来る襟のデザインが特徴のアイテムです。
今回の記事でバンドカラーシャツの魅力が伝わり、一人でも多くの方がバンドカラーシャツをワードローブの一つに加えていただけたら嬉しく思います。
コロモビト.ではあなたを魅力的にする情報をお届けしていきますので、またお越しいただけましたら幸いです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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