1タックパンツ

トレンドをプラスした大人スタイルに最適。「タックパンツ」の魅力に迫る

こんにちは、コロモビト.です。

パンツのトレンドがスリムシルエット一辺倒からワイドシルエットに流れたということもあり注目度が急上昇しているパンツがあります。

そのパンツとは「タックパンツ」。

そこで今回は、トレンドをプラスした大人スタイルを楽しむことが出来る「タックパンツ」にフォーカスしたお話をさせていただきます。

タック・プリーツ・ダーツって何?

洋服は、平面な布を立体的な人体に合わせる為に様々な工夫が施されています。

そのディティールの一つが「タック」です。

また似たようなディーティールとして「プリーツ」と「ダーツ」があります。

この3つのディティールはメンズアイテムにもよく出てくる呼称なので、洋服における基礎知識として押さえておきましょう。

タックとは?

「タック=Tuck」とは、折り込む・縫いひだを取るなどの意味で、布を人体にそわせるため、また装飾の為に「布をつまんで縫ったヒダ」のことを言います。

パンツのタックは、ヒップのサイズに合わせてウエストを作ると極端な曲線となり綺麗なシルエットを演出できない為、ベルトラインの下で布を畳むことで解消することを目的としています

タックの中にはその数で「ワンタック」「ツータック」、見た目のデザインで「インタック」「ボックスタック」という呼び名があります。

プリーツとは?

「プリーツ=Pleat・Plait」とは、布を立体的に装飾化したり、衣服に運動量を付ける為に、布を折り畳むことまたは畳んで出来たヒダのことを言います。

タックが部分的に折り畳んでいるのに対してプリーツは布の全てを畳んだ状態のことを呼びます。

ヴィンテージのデニムジャケットの代表的なディティールとしてもよく知られています。

ダーツとは?

「ダーツ=Dart」とは、立体的な人体に合わせる為に布の一部をつまんで縫い合わせる技法のことを言います。

タックがヒダとして残すのに対してダーツはつまんで縫い消すという点が特徴となります。

タックパンツをカジュアルに着こなすポイント

タックパンツはスーツのボトムスとしても使用されているということもあり、選び方や着こなし方を間違えると「ただのおじさんスタイル」になってしまいます。

そこで「ここだけは最低限押さえておきたい」というポイントをご紹介します。

股上が深い商品は避ける

タックパンツは、トップスの裾をインした着こなしもおしゃれにまとまるのですが、ここで注意しないといけないのが股上の深さ。

年齢が若い方(10代~20代)ならばおしゃれに見える着こなしも、年齢を重ねた方(40代~)がやるとただのおじさんに・・・

おしゃれによほど自信があるという方以外は、股上が深い商品は避ける方が無難です。

抜け感を演出する

タックパンツはクラシカルでおしゃれな雰囲気を演出するのに適したパンツなのですが、コーディネートを一歩間違えると野暮ったい雰囲気になってしまいます。

ここでポイントとなるのが「抜け感」です。

タックパンツを穿く際、一番簡単に「抜け感」を表現できるのがロールアップです。

パンツの裾を適度に折り返すことで「抜け感」を表現し、こなれた雰囲気を演出することが出来ます。

タックパンツ選びに悩んだらテーパードシルエット

タックパンツは基本的に「わたり(腿周りの幅)」が広い商品が中心となります。

またシルエットは大きく分けて2つ、腿から裾に掛けてストーレートに太いパンツがワイドシルエット、腿から裾に掛けて徐々に細くなるのがテーパードシルエットです。

ワイドシルエットのタックパンツはとてもおしゃれなのですが、その分着こなしが難しくなるので、あまりコーディネートに自信がないという方はテーパードシルエットのタックパンツを選ぶことをおすすめします。

タックパンツを使用したおすすめスタイル

タックパンツを使用したスタイリングを、着こなしポイントを交えながらいくつかご紹介させていただきます。

ポロシャツとの相性抜群

タックパンツは大人なムードを演出してくれるということもありポロシャツとの相性は抜群です。

タックパンツがトレンドアイテムということもあり、ポロシャツを合わせるだけで、こなれ感のある夏スタイルが完成

ポロシャツの裾をパンツにインしてしまうとゴルファーみたいに見えてしまうので、外に出してリラックス感を演出した着こなしがおすすめです。

シャツインのクラシカルスタイル

シャツの裾をパンツの中に入れたクラシカルで大人な雰囲気が印象的なスタイリングです。

ボトムスにはベルトレスのタックパンツを使用、シャツの袖をまくり上げてリラックス感を演出しているのも着こなしポイントです。

ニット帽とパンツを同色にしてシャツを挟み込むようにしたサンドウィッチコーデが、こなれた雰囲気を演出しています。

デニムパンツとは一味違うアメカジスタイル

ヴィンテージタイプのスウェットとTシャツの重ね着コーデにタックパンツを合わせたスタイリングです。

通常デニムパンツを使用するスタリングもタックパンツを使用することで、また一味異なるカジュアルスタイルが決まります

カーディガン使いでよりおしゃれな印象に

上品な印象を演出してくれるタックパンツは、カーディガンと合わせることで、より洗練されたスタイリングが決まります

ニット帽・カーディガン・シューズをブラックでまとめ、全体的に締まった印象を演出しているのも、このスタイリングのポイントです。

テーラードジャケットとタックパンツのきれい目カジュアルスタイル

同じ素材を使用して作られたテーラードジャケットとタックパンツのセットアップコーディネートです。

インナーにはTシャツを着てラフな印象を演出、パンツのやや短めの丈バランスが、こなれた雰囲気を演出しています。

タックパンツを使用したビジカジコーデ

職場環境にもよりますが、タックパンツはビジカジスタイルに最適なアイテムが数多くあります。

またセットアップ(上下お揃いの生地で作られたアイテム)で揃えることによりオンタイム(仕事の時)はテーラードジャケットをコーディネートしたビジカジスタイル、オフタイム(遊びの時)はタックパンツの上にポロシャツなどを着たカジュアルスタイルというように、着まわしが効くというのも魅力となります。

タックパンツ厳選セレクト

大人スタイルにおすすめのタックパンツをいくつかご紹介させていただきます。

RICCARDO METHA(リカルドメッサ) NEW 1タック ワイド トラウザー ツイル

クラシカルで上品な佇まい
ワンタックを効かせ緩やかにテーパードされた、上品なトラウザー。高密度で織り上げたコットンツイルを使用。季節を問わずオールラウンダーとして活躍します。

細身のパターンが多いイタリアブランドのボトムスですが、こちらは日本だけの別注パターン。旬なシルエットとインポートならではのクラシカルな雰囲気を楽しめる一本です。

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JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ) RJB8020別注 12ozセルビッチチノ 1タック ワイドトラウザー

品を感じる大人なチノトラウザー
ワンタックを効かせ緩やかにテーパードをかけた、上品な佇まいのチノトラウザー。肉厚に織られたセルヴィッチチノは、ガシッとした生地ながら、しなやかなコシのある素材感に。穿き込むごとに広がる自然なムラ感も特徴的です。

また、生地に相反する優しい肌当たりの穿き心地が◎。ロールアップすることで見えるセルヴィッチも男心をくすぐってきます。

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MELPLE(メイプル) トムキャット ワンタック リラックス パンツ

春夏シーズンを涼しく、リラックス
「きっちり綺麗に」も「スマートでスポーティ」にも合わせられる1本が欲しい。それが、こちらトムキャットの原点です。

見た目は上品なのに動きやすく、肌触りもしなやか。サラッと軽い穿き心地は、春夏シーズンを快適に過ごさせてくれます。街中で、アウトドアで、旅行先で…。様々な場所で穿きたい、オールラウンダーです。

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REMI RELIEF(レミレリーフ) チノ 2タック パンツ

絶妙に落とし込まれた上品さ
無駄をそぎ落とし洗練されたデザインが印象的なチノパン。スラックスのような品の良さで、チノパンの野暮ったさを感じさせません。

色褪せたヴィンテージ感と、タックが入った綺麗なテーパードシルエットが最高のバランスに。レミレリーフならではのこだわりが詰まったアイテムです。

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最後に

ここ数年のメンズのトレンドキワードは「クラシック」と「エフォートレス(リラックス感)」

タックパンツはその両方を兼ね備えているということもあり、トレンドアイテムの仲間入りを果たしました。

ビジネススーツやフォーマルウエアーの世界では定番のタックパンツは、一度は穿いたことがあるという方も多いアイテムです。

慣れ親しんだアイテムを今度はカジュアルシーンでトライしてみてください。

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