パンツシルエット別シューズの選び方

スリムからワイドな物まで、様々なシルエットのパンツが店頭に並んでいる。このシルエットのパンツには、どんなシューズが似合うのか?正解は1つではないが、これはぜひ試してほしいと思う組み合わせを、今回は紹介したいと思う。

スリムパンツに合わせるのはボリュームが少なめのシューズが基本

ソールの厚いものだとロックになってしまうし、ボリュームが大きいと子供っぽい印象に。
せっかくの綺麗なシルエットを活かすには極力シンプルに合わせるのが◎。

スリムデニム×白スニーカー

スリムデニムに相性がいいのは何といっても白スニーカー。
ローテクの白スニーカーは万能アイテムだが、スリムデニムとの組み合わせで清潔感のあるクリーンな印象に格上げ。

JAPAN BLUE JEANSの美しいメルローズ加工を感じるプレップシリーズのデニムには、ONの ザ ロジャー アドバンテージを合わせた。
クラシカルなテニスシューズがデザインソースなだけにコンパクトでクリーンな印象に仕上がる。
メリハリの効いた爽やかなスタイルに。

FOB FACTORYのストレッチの効いたウエストドローコード付きのキャロットイージーパンツに、フランス生まれのスプリングコートG2 ローカット キャンバスの組み合わせは
アクティブとクリーンを掛け合わせたスタイル。動きさすさの中にも真っ白なスニーカーで清潔感をアピール。

スリムチノ×ローファー

スリムチノに合わせるのはシンプルなコインローファーが◎。ブラック同色で合わせると足長効果も狙える。このコーディネートならオフィスカジュアルも対応可能なため、幅広いシーンで活躍する。

JAPAN BLUE JEANSの斜紋線が美しいスリムテーパード フレンチワークチノにはJALAN SRIWIJAYAのガルーダ コインローファーで
万能なスタイルを構築。オフィスカジュアルからちょっとした食事のシーンまで幅広く対応できる。

REMI RELIEFのヴィンテージ加工による自然な色落ちとテンセル混による滑らかな肌触りが特徴のテンセルコットンイージーパンツとCONVERSEのスウェードローファーの
組み合わせはカジュアルな中にも品のあるスタイル。
パンツの後加工による表面感とスウェードの相性が◎。

だれもが1本は持っているストレートパンツ

ベーシックなだけあって少しの差で大きく印象が変わってしまう。
無難な合わせでマンネリ化しがちなコーディネートに足元で差をつけよう。

ストレートデニム×ハイテクスニーカー

ストレートデニムにはボリュームのあるスニーカーを合わせてバランスに変化をつけるのがポイント。
カラーリングにも気を付けて程良い抜け感を目指そう。

JAPAN BLUE JEANSのサークルシリーズでもベーシックなクラシックストレートに合わせるのは、MERRELLのモアブ スピードジップ ゴアテックス。14.8ozの少し重めのオーセンティックなジーンズとジップのアクセントとゴアテックスのハイテク感がポイントのシューズのマッチングは、少しの違和感がコーデの外しとなりアクセントとなる。

コーデュロイストレート×シュートブーツ

存在感のあるコーデュロイパンツには重厚さで負けないようにショートブーツでコーディネート。
重さのあるスタイリングでどっしりとしたダンディズムを演出しよう。

細めなピッチのコーデュロイ素材に少し太めのストレートシルエットがどこか大人の雰囲気漂うFUJITOらしい1本にはスニーカー感覚のジッパーシステムのDannerカスケードレンジ 4を組み合わせた。


テーパードシルエットは色々なテイストに振りやすい

丈感のバランスや素材感に合わせてシューズを取り換えてあげれば
雰囲気の幅を広げることができる。

ワークテーパード×トレーニングシューズ

ワークスタイルのテーパードパンツには相性の良いトレーニングシューズを合わせたい。ミリタリー・ワークの雰囲気でまとめれば、
大人なカジュアルスタイルに引き上げられる。

ヴィンテージディテールを採用しつつも、当時のベイカーパンツにはないシルエットが魅力のJAPAN BLUE JEANSのパンツと、REPRODUCTION OF FOUNDのジャーマントレーナーの組み合わせは、気楽さと程良いワーク・ミリタリー感をプラスした大人のカジュアルスタイルに。少しアクティブに動いてもストレスなく過ごせるだろう。

テーパードデニム×レースアップレザーシューズ

足首周りがスッキリ見えるテーパードデニムには、そのシルエットを活かしてダンディなスタイルに仕上げたい。所謂革靴との相性は抜群なので、シャキッとしたい日には休日も革靴を履いて出かけてみるのも良い。

ヘビーオンスのセルヴィッチブラックデニムを使用したSANCAのデニムには、SANDERSのミリタリーダービーを合わせてラギッドなスタイルに仕上げた。どちらも履き込むほどに味の出るアイテムなだけに一緒に育てていくのも面白い。

ワイドパンツはレングスによってチョイスが変わる

少しバランスが難しいと感じる方もいるかと思うが、慣れればワイドパンツのシルエットはクセになる。

フルレングスワイドパンツ×コンパクトスニーカー

靴が隠れる面積の多いフルレングスのワイドパンツには、対照的にコンパクトなスニーカーを選ぶのが◎。重心が重くなるので、足元で少し軽さを調整してこなれた雰囲気に仕上げたい。

ストリートテイスト香るSon of The CheeseのワイドデニムにはコンパクトなCONVERSEのブレイクスターを合わせた。股上も深くボリューミーなパンツにコンパクトなスニーカーの組み合わせは間違いない。

ドローコードワイドカーゴ×カラーシューズ

トレンド感のあるワイドカーゴにはカラーシューズを合わせて、外しを楽しみたい。
インパクトの強いアイテム通しの組み合わせだが意外と相性が良い。

パンツの上に穿くオーバーパンツをイメージして製作したREMI RELIEFのカーゴパンツはそのボリューム感のインパクトに負けないように、BLUEOVERのカラースウェードのスニーカーを合わせた。それぞれの個性を活かしながら、程良いバランスにおさまってくれている。

最後に

今回紹介した組み合わせは一例であり、他にも多様なバランスの良い組み合わせは存在しますが、
まずは悩んだときに参考にしていただければスタイリングの幅が広がるのではないでしょうか。
今後も、日々のライフスタイルのヒントになるような紹介をしていきたいと思います。