英国王室御用達ブランド『JOHN SMEDLEY』の上質なファインゲージニット

寒い季節の定番ウェアでもあるニットは保温性があり、一枚でもコートやジャケットのインナーとしても使える優れものです。また素材や縫製によって様々な表情も見せてくれます。

とくにファインゲージニットは、シルエットの美しさや着心地が良いことで知られている大人が選びたいニットです。中でも、高い品質を誇り世界中で愛され続けている英国老舗ブランド「JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)」のファインゲージニットはワンランク上の上質な着心地を提供してくれます。

今回は、JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)のファインゲージニットは他と何が違うのか、どのような魅力があるのかを紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

英国老舗ブランド「JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)」とは?

上質なファインゲージニットを提供する英国老舗ブランド「JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)」の歴史や功績を紹介します。

創業239年を誇るニットウェアのパイオニア

JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)は1784年、ジョン・スメドレーと共同経営者のピーター・ナイチンゲールによってイングランドのダービーシャー州マットロックのリーミルズで設立された、創業239年を誇る老舗ニットウェアブランドです。

“製品を完全に仕上げるために必要な全行程を一貫して工場で行い、原料には最上級の品質を用いるべきだ”という理念のもと、当時最先端の編み機を導入するなど工場の近代化を図り、1888年からはブランドの代名詞となるファインゲージニットへ着手し始めました。

産み出されるニットは、きめ細かな編み目が美しく、その品質は当時のイギリスで匹敵するものはないと言わしめ、世界で愛されるブランドへと発展することになります。現代では多くのファインゲージブランドが存在しますが、そのパイオニアこそJOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)なのです。

英国王室からロイヤル・ワラントの称号を授与

JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)は、2013年に英国女王陛下(エリザベス女王)、2021年には英国皇太子殿下(チャールズ皇太子)から上質なニットウェアの製造者としてロイヤル・ワラントの称号を2度も授与した英国王室御用達のブランドでもあります。

ロイヤル・ワラントとは英国王室と継続的に取引を行い、その実績を認められた会社に授与される一流ブランドの証です。授与された会社は王室紋章を掲げることができますが、5年ごとに品質やサービスに対する厳正な審査が行われ、外れてしまうこともあります。

ファインゲージニットとは?

ハイゲージで繊細な編み目

ファインゲージニットはハイゲージニットとも呼ばれます。ゲージとは1インチ(2.54cm)あたり編み機の針が何本あるのかという密度を表し、糸や針が太ければゲージが低くなり、細ければゲージが高くなるのです。

ローゲージ(5ゲージ以下)、ミドルゲージ(7,8,10ゲージ)、ハイゲージ(12ゲージ以上)に分けられており、ハイゲージになればなるほど編み目が細かくなります。しかし、繊細なハイゲージは編み技術の難易度が上がり、手間もかかるため簡単に作れるニットではありません。

肌触りが滑らか

ざっくり編まれたローゲージやミドルゲージだと糸が太く編み目も大きいためゴワつきや、毛足が肌に触れてチクチクする印象があると思います。一方のファインゲージニットは糸が細く、編み目も細かくなるため薄手で滑らかな肌触りになるのです。

また編み目の密度が高いことで、薄手なのに保温性も高くなります。さらに重量も軽くなるため、コートやジャケットを羽織っても動きやすく肩がこりにくいです。

最高品質のJOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)ファインゲージニット

厳選されたエクストラファインメリノウールを使用

ウールの中でも最高品質と言われるのが、メリノ種の羊から採れる上質なメリノウールです。その中から厳選された、より糸の繊維が細かく軽量な羊毛をエクストラファインメリノウールと言います。

その特徴は繊維の細さと長さです。人毛の直径が90ミクロンなのですが、厳選されたメリノウールは18~19ミクロンといかに細いかが分かります。また毛足の長い原毛のみを採用し染色することで、滑らかで長持ちする糸へと変わるのです。

またエクストラファインメリノウールは保温性の高く、弾力性もあるためシワになりにくいといった特徴もあります。

圧倒的なゲージ数

ハイゲージニットは12ゲージ以上のことを指しますが、JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)のファインゲージニットは驚くことに30ゲージで編まれるのです。ゲージ数が大きくなればなるほど編み目が細かくなるため、ゴワつきもなく滑らかな肌触りに仕上がります。

職人による熟練された手仕事

ニットの生産には多くの工程や手作業があります。最新コンピュータ制御されたものから、生産が終了し自らメンテナンスして使われている古い機械までを使いこなす職人の中にはキャリア40年以上の方もいるのです。

また多種多様なミシンを使う職人は、まず廃材で縫い合わせる鍛錬を積み重ね、技術が身についてようやく本縫い工程に携わることができます。各パーツを合わせるときは伸縮性を持たせフィット感を良くするためミシンではなく手縫いです。ただし糸の張り具合や編み込む位置を正確に調整するなど難易度が上がるため、細心の注意を払わなければなりません。

手作業で縫い合わせてからも多くの役割を担う職人が全35工程をこなし、ようやく1つのニットが仕上がるのです。

美しいシルエットとフィット感

JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレ)のファインゲージニットはこだわり抜かれた美しいシルエットとフィット感も大きな魅力です。

袖口を少ししぼりメリハリをつけたシャープなシルエットがラインをきれいに見せてくれます。袖口の縫い代は本来内側にあるものですが、肌への干渉をなくすため表に出すなど細部に至るまで配慮を忘れません。

また肩幅や着丈、腕周りなど若干の余裕を持たせているため窮屈になり過ぎないフィット感に仕上げるなど、どこまでも着心地の良さを追求しています。

「JOHN SMEDLEY」の魅力的なファインゲージニットを紹介

LEVINE

JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレ)らしいバランスの保たれたシルエットに仕上がっているタートルネックニット。編み目が細かく滑らかな表面には少し光沢感があり、質の高さを感じさせる一枚です。

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PACKHAM

Vネックニットは首回りがスッキリしており、程よく余裕を持たせたシルエットになっているため軽やかな印象を与えます。薄手なのでシャツやカットソーも重ねやすく、カジュアルからビジネスファッションにも似合う使い勝手の良いニットです。

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最後に

ここまでJOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)のファインゲージニットの魅力について紹介して来ました。年齢を重ねるほどデザインもシンプルになりやすいと思いますが、だからこそ「質」にこだわりを持ちたいところです。

今回の記事を通してJOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)のファインゲージニットの魅力が伝わり、少しでも興味を持っていただけたら嬉しく思います。

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